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About 2008年05月

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2008年05月 アーカイブ

2008年05月01日

2008/ 4/29 J1第9節 横浜F・マリノス vs ジェフユナイテッド千葉

前節、立ち上がりは落ち着くようにという旨の監督指示により受けて立ってしまった印象があったが、この日は積極的に仕掛け、開始間もなくロペスがドリブル突破から左足でミドルを狙う。これはGKに弾かれたものの、試合の主導権を握る。
しかし、惜しい形は作るものの決定機とまではいかず、序盤の良い流れが相手に移り、立て続けに相手シュートで肝を冷やす。
それでも22分の右コーナーキックから中澤が右足で合わせたシュートが決まり、流れや時間帯からいっても貴重な先制点を奪う。その後は次が続かず互いにシュートチャンスが少ない展開になってしまい、このままでは後半に向けて心配な流れになりかけたが、44分に左サイドでボールを受けた小宮山が遠めから左足で狙ったシュートが相手DFに当たり、弧を描いてネットに吸い込まれ2-0として前半終了。

後半、前半から隼磨の見方を追い越す動きや、高い位置でマークを中に引き寄せて勇蔵の上がるスペースを作るなど、機能していた右サイドから追加点。スローインのボールをロペスがヒールで落とし、走り込んだ隼磨が相手を1人交わして逆サイドネットに流し込み3-0。
その後もセットプレーからロペスが頭で合わせたり、攻め上がった勇蔵が遠めからシュートを狙うなどチャンスをうかがっていたが、60分を過ぎたあたりから松田に代えてアーリア、ロニーに代えて坂田、ロペスに代えて兵藤と選手の温存策に動く。
途中、小宮山のクロスから大島が合せたが枠を超えるなど、追加点は奪えなかったが3-0で試合終了。

この試合では近い位置で相手にフリーキックを数多く与えてしまったが、コースを狙うのではなく、強引にパワーで狙うキッカーだったので助かった。一方で精度は高いとはいえないものの、シーズン序盤からセットプレーで点を取れ、苦しい試合で勝ちを拾えていること、大分戦の完敗から中2日の試合で右サイドにかなりの改善が見られたことは大きい。
ただ、半月以上もFWによる得点がないことにはかなりの危機感を持つべきである。

小宮山の追加点隼磨でダメ押し
試合終了後の選手達 マン・オブ・ザ・マッチの哲也
2008年05月26日

2008/ 5/25 ナビスコカップ予選リーグ第4節 横浜F・マリノス vs アルビレックス新潟

終盤、スタンド目線からはミドルシュートが相手にあたってラインを割ったように見えたものが相手GKと判定されたり、直後に相手からそれほど危険ではないファールを受けたが、こぼれ球がロニーに渡ったところを流さずにプレーを止めたことによって主審に対するフラストレーションが一気に高まり、試合後のスタンドの一部からは審判団に対する罵声が飛び、挨拶に来た選手達をスタンドのサポーターの多くが拍手で迎えた。

しかし、最後の数分間での主審の微妙な判定をスケープゴートにしてしまい、監督の選手起用、采配を含めたうまくいかないチーム状況をうやむやにしてしまっていいのだろうか?

うまく機能していないように思われるチーム状況にも関わらず、ベンチの監督は修正や指示をすることはほとんどなく、暢気に戦況を見つめている。
選手起用に関してもリーグ戦から中5日、次の試合も中5日の6日後と決勝トーナメント進出も決まった訳でもなく、選手を温存する必要のない日程(余裕がある状況でもない)の中で、小宮山を外してまで不慣れな左サイドで起用されたジローは効果的な活躍ができない。
また、フルメンバーでは松田・山瀬、松田・兵藤というように守備に長ける選手と攻撃に長ける選手の組み合わせの守備的MFの位置に、カップ戦で代表不在となると松田がディフェンスラインに戻り、兵藤、宏太、アーリアといずれも攻撃的な3選手の中からの組み合わせとなる。
そして、その場合はアーリアが守備重視で中盤のバランスを取る役割を任されているが、経験の少ない選手を実戦で起用するのであれば選手の得意な位置でプレーさせるべきではなかろうか?
また、今日の幸宏をはじめ、チームが連動性に乏しく、うまく機能していない状況で残り時間数分の時点で交代選手が投入されても機能するはずがない。


選手に目を移しても、松田、河合、兵藤あたりは声を出したり、周りの選手の動きを指示し、ロニーはチャンスになりかけた場面で味方の選手が可能性の低いプレーを選択してしまうと怒り、要求する。
久々の出場機会がスタメンとなった宏太も、中盤でボールを受けてサイドに展開すると、リターンが来ることを信じてゴール前に向かって必死に走り、チャンスを伺う。

しかし、4月29日での千葉戦では勇蔵が隼磨をサポートしたり、追い越す動きが出て、右サイドが活性化し、隼磨のゴールという目に見える結果が出たにも関わらず、5月3日の東京V戦以降、勇蔵が隼磨を追い越す動きは皆無である。一サポーターが戦術の問題やチーム内の約束事まで把握できないので一概には言えない面もあるが、相手を崩すためには勝負所でリスクを冒してでも攻撃しなければならない状況もあるだろうし、千葉戦での成功体験が全く生かされないところがどうしても納得できない。
5月6日の大宮戦の後半や今日の試合では兵藤が中盤での仕事に加え、サイドのサポートや追い越す動きまでを何度も繰り返しているが、1人では限界があり、試合後の兵藤からは疲労感が伝わってくるが、ここ数試合の勇蔵のプレーぶりには力を持て余しているように見えてしかたない。

また、スタメン出場した坂田も、昨シーズン2桁得点をマークしたにも関わらず、あまり出場機会に恵ま
れない現状は悔しいはずで、今日のような試合が絶好のアピールの場であるはずだが、「絶対に決めてやる」という気迫がどうにも伝わってこず、ロニーのようにボールを受けるタイミングや速さを要求するようなことも皆無なので、代表選手不在でコンビネーションの確認があまりできていない選手の組み合わせの中では良い形でボールは回ってこない。


このように、選手全員が頑張ってないというわけではないが、監督のいう「ひたむきさ」が足りないように感じる試合が続いている。できないことをやれというのではなく、味方をサポートする動き、追い越す動き、味方にどうしてほしいのかを要求することは誰にでもできること。そういったプレーを地道に続けることが「ひたむきさ」につながってくるのかもしれない。
ただ、監督までもが勝てば「選手達がひたむきにやってくれた」、負けたら「メンタル的に相手を上回ることができなかった」というように精神面の要因で片付けてしまっているように感じる。
もちろん、試合がはじまれば、出場している選手はひたむきにプレーすることが求められるかもしれないが、それまでのトレーニングではどのような形で攻めて、どうシュートまでもっていくかというようなパターンやそのためのコンビネーションを確立すべきである。

このところの試合を見ているとチームが進歩せず、停滞どころか昨季よりも後退してしまっているように感じる。監督をはじめとする指導者陣には論理的な戦術の構築を求めたいし、カップ戦予選リーグの残り2試合でも状況が変わらないようであれば手遅れになる前に次の手を打つべきである。


4月29日の千葉戦以降、鹿児島での京都戦以外はスタジアムで観ているが、毎試合同じように攻めあぐねたり、右サイドが停滞する試合展開で、書くこともないし、復調を信じてきたが、このままでは厳しいのではないかと感じてしまう。


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