遅ればせながらサテライトリーグ今季初観戦。清水サポーターも数多く駆けつけ、スタンドはほぼ満員。両チームともにユースの選手が数名帯同していた。マリノスは中島ファランパリス、中里太郎、出口将司の３選手。
試合出場メンバーは以下の通り。前半、接触プレーで２度痛んでいた中西に代わり、後半からはユース所属のパリスが左ストッパーに入った。

前半	後半

前半、スタートは後藤が左、狩野が右の布陣だったが間もなくポジションを入れ替え図のような布陣で大半の時間をプレーした。試合はトップチーム同様、なかなかボールを前線まで運ぶことができず、横パス、バックパスが多い展開となる。中西から天野へのパスが息が合わずにピンチになるかけるなど、多少不安定な戦いぶりでスタンドからもため息が漏れる展開となった。
しかし、清水のシュートはクロスバーを叩くなどし、先制したのはマリノス。24分に山瀬からのパスを受けた平野が左サイドを抜け出しクロス。それに大島が飛び込み、こぼれ球を狩野が蹴りこみ先制点をあげた。その後、後藤、狩野とワンタッチでパスがつながりチャンスになりかける場面もあったが、全体的に清水ペースで前半終了。

後半、前半痛んだ中西に代わりユースの中島ファランパリスが登場。左ストッパーに入り、左からパリス、天野、田中裕の３バックとなった。後半も清水はFWの矢島を中心に攻め込み、マリノスは守る時間が多くなる。GKの榎本達也がかわされ、フリーでシュートの場面では天野が必死にカバーに入った結果、相手を慌てさせることに成功し、シュートは枠をそれた。その後も、榎本達也のシュートストップ、田中裕、パリスの体を張った守りなどで相手の攻撃を跳ね返していたが…
76分、ペナルティエリア付近でフリーでボールを受けた塩川がシュートを躊躇しドリブルで進む。そこに詰めてきた相手DFと競り合い、体勢を崩した後に倒れる。確かに不自然な倒れ方だったかもしれないが、これがシュミレーションと判定されこの日２枚目の警告を受け退場処分。その後は防戦一方になり、終盤に同点弾を浴び引き分けとなった。

この試合、ユースから出場したパリスは本来とは違うポジションであるにもかかわらず、体を張った守りと物怖じしないプレー振りで個人的にはユースでレギュラーでないのが不思議なほどだった。今後、ユースのパリスにも注目していきたい。

ユース所属の中島ファランパリス	試合後の選手達