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About 2008年07月

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2008年07月 アーカイブ

2008年07月07日

2008/ 7/ 6 J1第15節 川崎フロンターレ vs 横浜F・マリノス

前半42分の山瀬の同点となるフリーキックはシュート、時間帯ともに絶好のものであった。
しかし、それ以外の前半のチーム全体のパフォーマンスは酷かった。仕掛けが少ないし、攻撃に転じようとも単調の一言。

例えば、相手はサイドで起点を作り、マリノスの選手の意識を引きつけると、逆サイドの選手に大きなサイドチェンジをする。もちろん、全部がきっちりと通る訳ではないが、2,3本中1本でも通ればサイドから崩しがあと一歩で完成する。
一方で、隼磨、小宮山、ジローあたりが低い位置でボールを受けるとサイドチェンジをしようとする意識も相手に比べたら希薄な印象を受けるし、結果的にサイドチェンジとなった場合もDF、守備的MFを経由することが多いので、時間がかかり、逆サイドの選手が常に相手が前にいる状態でボールを受けるため、結局は手詰まりなものになり、同じことの繰り返しになる。
そういった中でも小宮山、ジローは縦に仕掛けようとするプレーがあるので幾分よいが。

例に挙げたサイドチェンジを含めたロングボールの精度や1対1に強い、ヘディングが強い、ドリブル能力が高い、そしてゴールに直結するシュートが巧かったり、正確などというものは選手の個人能力に依るところが大きいが、サイドチェンジの意識付けや攻撃パターンの確立(選手同士の連携や連動)といったものは日頃のトレーニングが重要。
自分のサッカーの捉え方や考えが正しいとは言わないが、相手にできていて、自分たちにできていないことを真摯に受け止め、それをどのようにしたら自分たちができるようになるかをしっかりと分析し、トレーニングで選手に伝えるのが監督と、S級ライセンス取得の際に寝食を共にしたというヘッドコーチの仕事ではなかろうか。また、トレーニングではしっかりと指導しているが選手達が実践できていないというのであれば、試合中から声を荒げてでもピッチの選手に伝えるべきで、ベンチに座っている余裕はない。


ただ、後半に限っては早い時間帯で途中出場した坂田と宏太のプレーに光明が見出せそうな気がした。
まず、坂田は監督の意図するクサビのボールを中央で受けるだけでなく、両サイドのボールにスピードを生かして飛び出し、サイドの高い位置でボールを受けることができるようになったため、大島がクサビを受けやすくなったり、山瀬のマークも分散するようになったような印象を受ける。
逆に言うと、大島、ロニーの組み合わせでは両選手ともに足元にピタリと通ったパスしかキープできないし、キープしたところで相手を抜き去るスピードがないため、相手は中央を固めればある程度守れてしまうし、坂田投入後の大島もクサビを受けた後のプレーは相変わらずであった。

次に宏太。ジローはスピードがあるため、ボールを受け、勝負して相手を抜き去ってからクロスというプレーをしがちだが、宏太は絶対的なスピードがあるわけではないので、フリーな状態でボールを受けられるように動き出したり、ボールを受けてからも相手が寄せてくる前に低い弾道のアーリークロスをあげたりと攻撃にアクセントが生まれた。河合の退場直後に失点してしまったため、4分あったロスタイムも含め、終盤は中盤で守備に追われてしまった点が悔やまれるところ。


そして、試合後に監督は「この敗戦にめげず、やろうとしているサッカーを続けてもう一度みんなでトライしたい。」とコメントをしている。本来であれば「闘志、ひたむき、復活、そして優勝を目標に」と新体制発表時に語っていたにも関わらず、リーグ戦6試合勝利から遠ざかり、14位という順位では内外から進退論が浮上したり、自ら身を引くという選択をしいても不思議ではない状況。しかし、クラブ内、本人からそういう意図は感じられない。
ならば、得点が奪えない要因で攻撃パターンの確立(選手同士の連携や連動)に匹敵するであろう、FWの駒不足を残り1人の外国人枠を活用して補強すべきである。
特に、スピード系の選手は坂田、先日の試合でまずまずだった陽介がいるので、クサビを重要視するのであれば、多少乱れたボールもしっかりとキープし、ある程度は自力でも突破できるようなアジリティも有する選手が必要である。


要するに、試合の中で良かった点を見つけて、いくら前向きに捉えようと、6試合勝利なしの14位という順位は紛れもない事実。もっと危機感を持って、悪かった点を改め、足りない部分を補っていかないとそう簡単には事態が好転するようには思えない。でも、やはり補強より先にすべきことがある。

2008年07月21日

サポーターが変われ!

以前から感じていたことだが、現状のゴール裏が選手達の後押しになっているのか疑問に思ってしまう。
試合開始前のアップ中こそ、ここ数試合行っていなかった選手個人の応援を行ったり、1つ1つの応援(コール、チャント等とも言う)が適当な長さで区切られ、改善の兆しが見られたように思われたが、早い時間帯で失点してしまうと元通り。一つの応援を、試合の流れを読まずにダラダラと続けていては、どう考えても選手の後押しになってない。

また、ゴール裏中心部から離れた位置で、試合中から積極性の感じられないプレーや後方での無意味なボール回しに対して罵声を浴びせていたサポーターの中にも、試合後に挨拶にきた選手に対して拍手したり、中心部の歌に合わせて歌い出したことが信じられなかった。

もちろん、監督交代から時間のない中での連戦で劇的に好転するのは難しく、結果が出ないことは仕方ない面もあり、そういった中でも選手1人1人が積極的にプレーした結果の敗戦であれば、次節まで1週間の時間があるので奮起を促したり、期待を込めた拍手やコールがあっても不思議ではない。

しかし、今日の試合で積極的にがむしゃらなプレーしていた選手は数えるほど。山瀬のプレーに精彩を欠いたように見えるのも、無理な体勢や相手に囲まれた状況でも何とか打開しようと仕掛けたからであるし、松田がシュートチャンスをものにできなかったものの、ゴール前に何度も顔を出していたのは終盤にポジションが1つ上がったからだけではなく、積極性やどうにかして得点を奪いたいという気持ちがあったからこそだと思う。
逆に、他の選手の中にはミスを恐れてポジションの近い選手にボールを簡単に預けるだけで、仕掛けが少ないからミスが目立たないだけで、ミスが少ないのではなく、ミスが起こりにくいプレーを選択しているだけのように見える。


話がそれてしまったが、スタジアムに足を運び、ホーム側の席にいるからにはほとんどの人間がマリノスが勝つことを期待しているはずで、連敗中で、リードを許し、積極性に乏しい選手が見られる試合展開で1つの応援をダラダラ続けることがチーム、選手の後押しにはなっていないと思うし、そんな応援に合わせようという気持ちにはなれないのではないかと思う。
そして、試合後にスタジアムの様々な場所から発生したブーイングや叱咤激励の声をかき消すかのように歌い始めるゴール裏中心部と、それに呼応して歌い始めるスタジアムで頻繁に顔を見かけるサポーターの面々。

本当にマリノスに勝ってほしいと思っているのであれば、不甲斐ないプレーが続けば試合中から暢気に歌っていられないし、リーグ戦再開後の磐田戦で負けたあたりからもっとサポーターも危機感を持っていてもおかしくない。
中には、苦しい状況の選手に対してブーイングや罵声を浴びせても何も効果はないとか、かえって逆効果という意見もあるかもしれないが、それは選手全員が積極的にプレーし、持てる力を出し切っているのであればの話。
しかし、現状ではそういう選手とそうでない選手が混在している。それでも歌いたいというのであれば積極的にプレーして、気持ちが伝わってきた選手個人に対してコールでねぎらえばいいのではないかと思う。


要するに、サポーターがもう少し現状を受け止め、危機感をもって、本当の意味で選手の後押しができるように変わらなければならない。

では、本当の意味での後押しとは何?

積極的なプレー、気持ちが入った気迫あふれるプレーであれば結果的にミスであってもスタジアム全体で拍手して、次は成功するようにスタジアム全体で選手、チームを盛り上げる。
逆に、軽率なミス、消極的なプレー、気持ちが伝わってこないプレーや試合であれば容赦なくブーイングしたり、叱咤激励の声で奮起を促すようにして、サポーターがどんなプレーを望んでいるのかを率直に伝えるだけでもだいぶ変わってくると、正しいかは別として私自身は思っています。

2008年07月26日

2008/ 7/26 J1第19節 FC東京 vs 横浜F・マリノス

前半、立ち上がりに互いがファーストチャンスをものにして1-1となった後は互いにシュートチャンス自体が少ない展開。
後半、常に厳しいマークにあう山瀬を1列下げ、ボランチ気味なポジションとする。そうすることで多少はマークが緩み、ドリブル突破からのシュートが見られるようになる。
すると、隼磨のクロスに坂田が飛び込み、あと1歩で合わなかったり、前半の大島のゴールと似たような形で小宮山が深くえぐってクロスをあげるなど、サイドからの攻撃も形ができている時間帯も出てきた。

2点目が奪えなかったものの、再開後のリーグ、カップの6試合で直接FKの1点のみだったことを考えれば仕方ないと思わなければならないかもしれません。
また、最近まではスタジアムから帰って監督、選手のコメントを読むと、「本気か?」、「まだそんなこと言ってるのか?」と思わされるようなこともあったものの、今日は大部分で納得できた。

だからこそ、言うとおり、2週間の中でトレーニングとプレシーズンマッチを有意義なものにして、今日出来たことの精度をさらに高め、まだまだボールを持ちすぎる選手や判断の遅い選手がいることも事実なので、できていないことや課題を少しずつクリアしていってほしい。


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