2007/ 2/15 横浜F・マリノスMM21トレーニングセンター
今日の練習試合、18日のプレシーズンマッチと今季の展望を交えながら書きたいと思います。まず、前半のスタメンを見て、本当に那須を左サイドバックで起用し続けるのか疑問に感じた。本職ではないうえ、当該ポジションには昨季台頭してきた田中裕介、個人的にも即戦力と期待している小宮山をはじめ、多くの新加入選手が入団しているからである。
前半、那須と守備的な中盤に入った河合にミスパスが目立ち、多少不安定な立ち上がりとなった。それでも徐々に落ち着きを取り戻し、名古屋GK楢崎のキックが強い逆風に押し戻されたところを鈴木、坂田が続けざまに競り、こぼれたところをマルクスがシュート。ペナルティエリア付近から鈴木が右足でミドルシュートを狙うも決められない。
それでも、18分には坂田のロングスローをゴール前で鈴木が競り合い、こぼれたところをマルケスが確実に蹴り込み先制する。その後も自陣浅い位置からの河合のロングパスを相手陣内で受けた坂田が中央に走りこんだ山瀬に繋ぎシュートを放つが枠を捕らえられず、河合、山瀬のミドルシュートも楢崎がストップ。
すると35分にやや遠い位置からのFKを本田に直接決められ同点となる。
前半の攻撃の印象としては、3人のFWがポジションチェンジを繰り返しながらもマルケスが起点となることが多く、マルケス自身も昨季のように左サイドに張り付くのではなく、むしろ右サイドからのチャンスメークが多かった。
守備では名古屋の右ウィング的な杉本に応対する形で那須がディフェンスラインに吸収され、センターバックのような位置取りになってしまう場面も何度か見られ、攻撃参加しても裏のスペースを突かれることもあり、那須の左サイドバックは厳しいのではないかという印象。
後半、FW2人とGKを交代。立ち上がり早々にピンチを迎えるが、相手のシュートを高桑が足で好セーブ。
その後は互いにこれといった見せ場もなく試合が進み。この日の主審を務めたSRでもある家本政明氏の判定が一貫性を欠いたり、スタンド側の副審を務めた審判員のオフサイドの判断に双方の選手のフラストレーションが溜まり、荒れ気味の試合となる。
立て続けにオフサイドを見逃された場面では勇蔵が激しいく口調で抗議したり、接触プレーで山瀬が痛んだりと、見守る側としてもストレスを感じた。
終盤には乾、アーリアとルーキーが投入されるが、乾には良い形でボールが入らず、アーリアも短い時間でこれというプレーを見せることができないまま試合終了。
試合終了後には勇蔵が主審とかなりの時間、山瀬も痛んだシーンでファールを取ってもらえなかったシーンだと思うが、こちらも副審に対して共に体の入れ方のジェスチャーを交えながら抗議していたように見えた。
試合全体の感想としては、互いに低調な出来だったといえるのではないか。特に山瀬は守備的な位置でのプレーが多くなり、右足にテーピングがあったこともあり、持ち味を発揮できていない印象。一方で攻撃的MFに入っているマルクスのパフォーマンスも満足できるものではない。ある程度、今日の前半の形が今季の基本となることが予想されるが、3トップだからといって攻撃に厚みが出ている印象もない。全体の構成自体に改善の余地がありそうだが、時間的に厳しいので最低でもメンバーの入れ替えは必要であるように感じた。
先制ゴールアシストの鈴木隆行 ゴールを決めたのはマルケス ロングスローで新境地開拓? チームでの役割が見えてこないマルクス 明日から代表合宿で不在となる主将 足にテーピングが見られた山瀬 好セーブを見せた高桑 途中出場もボールが落ち着かず ボールが入らず孤立した乾 家本主審に抗議?の勇蔵
今日の練習試合、18日のプレシーズンマッチと今季の展望を交えながら書きたいと思います。まず、前半のスタメンを見て、本当に那須を左サイドバックで起用し続けるのか疑問に感じた。本職ではないうえ、当該ポジションには昨季台頭してきた田中裕介、個人的にも即戦力と期待している小宮山をはじめ、多くの新加入選手が入団しているからである。
前半、那須と守備的な中盤に入った河合にミスパスが目立ち、多少不安定な立ち上がりとなった。それでも徐々に落ち着きを取り戻し、名古屋GK楢崎のキックが強い逆風に押し戻されたところを鈴木、坂田が続けざまに競り、こぼれたところをマルクスがシュート。ペナルティエリア付近から鈴木が右足でミドルシュートを狙うも決められない。
それでも、18分には坂田のロングスローをゴール前で鈴木が競り合い、こぼれたところをマルケスが確実に蹴り込み先制する。その後も自陣浅い位置からの河合のロングパスを相手陣内で受けた坂田が中央に走りこんだ山瀬に繋ぎシュートを放つが枠を捕らえられず、河合、山瀬のミドルシュートも楢崎がストップ。
すると35分にやや遠い位置からのFKを本田に直接決められ同点となる。
前半の攻撃の印象としては、3人のFWがポジションチェンジを繰り返しながらもマルケスが起点となることが多く、マルケス自身も昨季のように左サイドに張り付くのではなく、むしろ右サイドからのチャンスメークが多かった。
守備では名古屋の右ウィング的な杉本に応対する形で那須がディフェンスラインに吸収され、センターバックのような位置取りになってしまう場面も何度か見られ、攻撃参加しても裏のスペースを突かれることもあり、那須の左サイドバックは厳しいのではないかという印象。
後半、FW2人とGKを交代。立ち上がり早々にピンチを迎えるが、相手のシュートを高桑が足で好セーブ。
その後は互いにこれといった見せ場もなく試合が進み。この日の主審を務めたSRでもある家本政明氏の判定が一貫性を欠いたり、スタンド側の副審を務めた審判員のオフサイドの判断に双方の選手のフラストレーションが溜まり、荒れ気味の試合となる。
立て続けにオフサイドを見逃された場面では勇蔵が激しいく口調で抗議したり、接触プレーで山瀬が痛んだりと、見守る側としてもストレスを感じた。
終盤には乾、アーリアとルーキーが投入されるが、乾には良い形でボールが入らず、アーリアも短い時間でこれというプレーを見せることができないまま試合終了。
試合終了後には勇蔵が主審とかなりの時間、山瀬も痛んだシーンでファールを取ってもらえなかったシーンだと思うが、こちらも副審に対して共に体の入れ方のジェスチャーを交えながら抗議していたように見えた。
試合全体の感想としては、互いに低調な出来だったといえるのではないか。特に山瀬は守備的な位置でのプレーが多くなり、右足にテーピングがあったこともあり、持ち味を発揮できていない印象。一方で攻撃的MFに入っているマルクスのパフォーマンスも満足できるものではない。ある程度、今日の前半の形が今季の基本となることが予想されるが、3トップだからといって攻撃に厚みが出ている印象もない。全体の構成自体に改善の余地がありそうだが、時間的に厳しいので最低でもメンバーの入れ替えは必要であるように感じた。
先制ゴールアシストの鈴木隆行 | ゴールを決めたのはマルケス | |
ロングスローで新境地開拓? | チームでの役割が見えてこないマルクス | |
明日から代表合宿で不在となる主将 | 足にテーピングが見られた山瀬 | |
好セーブを見せた高桑 | 途中出場もボールが落ち着かず | |
ボールが入らず孤立した乾 | 家本主審に抗議?の勇蔵 |