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2007/ 3/25 ナビスコカップ予選リーグ 清水エスパルス vs 横浜F・マリノス

清水エスパルス 2−2 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
   4 那須 大亮
  26 田中 裕介
MF17 吉田 孝行
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32山瀬幸宏
FW15 大島 秀夫
 11 坂田 大輔(88分 → 18 清水 範久)
SUB
GK21 高桑 大二朗
DF28 天野 貴史
  16 吉村 光示
MF14 狩野 健太
  19 乾 貴士
FW 9 鈴木 隆行

連敗中のチームはこの日もスタメン、システムともに変更した。GKは出場停止を消化した哲也、前日に代表戦の中澤の位置に勇蔵が右サイドから戻り、右サイドバックには大宮戦ではスタメンを外れた隼磨が戻った。中盤は河合と山瀬が守備的な位置、前目は幸宏と吉田が今季初出場初スタメン。ツートップは鈴木が外れ、坂田と大島。

前半はシステム、メンバーの入れ替えを差し引いても、呼吸が合わず、いつものようにパスがつながらないシーンが目に付いた。
25分、カウンターからのロングボールで裏に抜け出され、シュートは哲也がセービングで弾くも、ボールはゴール前に転がり、そこを詰められ先制を許す。その後は積極的に攻める姿勢を見せるようになり、裕介が突破から中に切れ込んでから大島へのスルーパスは、大島の反応が遅れ、ボールに追いつけずチャンスを逸す。

後半、10分のコーナーキックを蹴るのは幸宏。コーナーキックは跳ね返されたが、再度ボールをキープした幸宏がクロスを上げ、競り合ったボールがこぼれたところを大島が右足で蹴り込み同点。直後には大島がポストプレーから坂田にスルーパス。抜け出した坂田がGKから逃げるようにドリブルし、左足で流し込み逆転。
その後も逆転した勢いのまま攻撃を続けるが、1点目と似たような形からの坂田の左足でのシュートはゴール右。坂田のクロスから裕介のダイビングヘッドはミートせず枠を超える。坂田のヘッドもGK正面とチャンスは作れたが追加点を奪うまで至らない。そんな中、清水は矢島と前日に代表戦に途中出場の藤本を投入。すると藤本のキープや矢島の突破などで清水に押し込まれ、相手にセットプレーを与える場面が多くなり、82分に相手の左コーナーキックからファーに走りこんだ市川がフリーとなり、頭で決められ同点。その後、88分にジローを投入するも時間は流れ、そのまま終了。

この試合、相手はU-22代表のDF青山、MF枝村に加え、ディフェンスラインに2名の出場停止選手がおり、ベストメンバーとは程遠い陣容であったことを忘れてはならない。だが、後半に立て続けに2点を取るまでは決して良い内容ではなかった。それでも逆転に成功してからは相手が前掛かりになったため、大島にボールが収まったり、カウンターからチャンスを作れるようになった。しかし、清水は選手交代で流れを変えたのに対し、最初の選手交代は同点に追いつかれてしばらく経った残り2分。監督はこれまで状況打開策を持っていないことを露呈してきたが、リードを守り切ることもできないということが明らかになった。こういった話は当然結果論になってしまうが、同点にされる前から押し込まれ、セットプレーを与えていた流れを断ち切る意味でも、トップチームでの試合にともに今季初出場の吉田、幸宏に代えて中盤にジロー、前線にキープ力や機動力のある鈴木を早い時間に投入しても良かったのではないかと思える。個人的にこの引き分けは敗戦以上かもしれない。
そして、試合後の清水ゴール裏は追いついての引き分けにも選手をブーイングで出迎えた。マリノスというクラブがそういう対象になってしまっている現実をスタジアムにいた社長、取締役、強化部長らの面々も受け止めなくてはならない。

次の試合、中澤が戻るディフェンスラインは代わりに誰を外すのであろうか。裕介の出場した2試合でのパフォーマンスと比較しても那須を左サイドに戻すことだけはあってはならない。


2007/ 4/ 4 ナビスコカップ予選リーグ 横浜F・マリノス vs 清水エスパルス

横浜F・マリノス 2−0 清水エスパルス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  26 田中 裕介
MF17 吉田 孝行(45分 → 14 狩野 健太)
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏
FW15 大島 秀夫(89分 → 20 ハーフナー マイク)
  11 坂田 大輔(82分 → 18 清水 範久)
SUB
GK21 高桑 大二朗
MF16 吉村 光示
   6 上野 良治
  19 乾 貴士

真冬を思わせるような凍えるような寒さの中で行われた。寒さにやられてしまったので手短に。

前半6分、高い位置で奪ったボールを山瀬がドリブルで仕掛け、やや遠い位置から放ったシュートが相手DFに当たってコースが変わり、GKは微動だにできず先制点。
その後は追加点こそ奪えなかったものの、パスが連携よくつながり、裕介が高い位置でボールを受けるなど、広島戦の後半から続くよい流れのまま前半終了。

後半開始から吉田に代え狩野が入る。後半の立ち上がりこそ清水がペースを握り、同点にすべく攻撃をしかける。矢島にフリーで抜け出された場面では失点も覚悟したが、シュートは枠を右に逸れ、ピンチを逃れる。すると、58分に狩野がダイレクトで通したパスを受けた坂田がDFを置き去りにし、左足で流し込み追加点。
その後も狩野がこれまでの試合の中でも最高のパフォーマンスを見せ、隼磨とのコンビなどで右サイドからチャンスが生まれ、3点目こそ奪えなかったものの、何度かあったピンチも中澤中心に守りきり勝利を収めた。

シーズン当初に比べ、昨季も採用していたシステムに戻ったため、ポジショニングやマークの受渡しなどに神経をすり減らすことがなくなり、全体的に視野が広がった印象がある。そのため、足元へのボールや近くにいる味方同士で必要以上にパス交換することが格段に減った。そして何よりも山瀬がより高い位置でプレーする機会が多いほどにチャンスの数も増えている。今後は当然、劣勢な試合展開の中でも如何にして山瀬を高い位置でプレーさせるかが重要であるように感じた。

先制点後、コールに応える山瀬坂田のゴールをアシストした狩野
中澤も表情が明るいインタビュー後に挨拶の山瀬
開幕戦以来のホームでの勝利(クリックで拡大表示)

2007/ 4/11 ナビスコカップ予選リーグ 大宮アルディージャ vs 横浜F・マリノス

大宮アルディージャ 1-1 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  26 田中 裕介
MF14 狩野 健太
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏(85分 → 17 吉田 孝行)
FW15 大島 秀夫
  11 坂田 大輔(70分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF16 吉村 光示
MF 6 上野 良治
  19 乾 貴士
FW20 ハーフナー マイク

立ち上がりに連続した相手コーナーキックからルーズボールをミドルレンジから打ち込まれ、呆気なく先制を許す。序盤は失点したこともありチーム全体に動きが重く、なかなか前にボールを運べない展開となった。それでも、徐々にボールが繋がるようになり、セットプレーも多くなる。狩野の左コーナーキックから中澤が頭で合わせたが、ボールはクロスバーに直撃し、セカンドボールは相手がクリア。その後も何度かチャンスを迎えたが、大宮も必死に守り、得点が生まれないまま前半終了。

後半もペースは握るものの、幸宏のシュートは大きくバーを越えるなど、最後のところで正確さを欠く。すると、ここ12日間で4試合目。メンバーを固定して戦ってきた疲労に、試合前から降り続く雨のため水含みのピッチ、水を吸って重たくなったスパイクとボールの影響等、あらゆる要因が重なって再び動きが重くなる。大宮のカウンターから度々シュートを浴びるなど、ピンチを迎える。だが、70分に坂田に代わって斎藤陽介が投入されると再び攻撃が活性化される。GKにセーブされ、得点にこそならなかったものの、斎藤が立て続けにシュートチャンスを迎える。すると83分に右サイドでボールを受けた河合が速いボールをゴール前に入れると、走りこんだ斎藤が決め、遂に同点。残り時間も逆転すべく攻め続けたが、そのまま1-1で試合終了。

今日の試合、早い時間帯から失点したことで、ビルドアップの段階から攻め急ぎ、ここ数試合では減っていた簡単にボールを失う場面が目に付いた。逆に、シュートの場面ではこれまでは攻め急いでいることが嘘のようにワンテンポ遅れ、結局は相手ディフェンスに詰められたり、良い体制でシュートが打てない。特に後半は相手のブラジル人DFも足が攣り気味で動きが落ちていただけに、徹底的にそこから攻めたり、落ち着いてパスをまわしてチャンスを伺い、最後の場面では積極的にシュートを狙うべきであった。そして、それができていたのが斎藤陽介だった。斎藤もサイドに開くことがあったが、それは中でボールをもらうために自らスペースを作り、出し手にも中にボールを入れるように要求していたのに対し、坂田はサイドに開いたところでボールを受けてしまうため、対面するDFを抜かない限りチャンスにならず、苦しい体勢ではボールを中盤に下げざるをえない状況になっていた。最終目的はシュート。シュートのための動き出しやパス要求をしてほしい。その点、疲れがあったのかもしれないが、週2試合ペースが続く状況では容易に想像できたこと。中2日で迎える次節の磐田戦。天候も今日と同じく雨が予想されているだけに、今日と同じような展開になってしまうのではないかと不安が残る内容であった。

2007/ 5/ 9 ナビスコカップ予選リーグ 横浜F・マリノス vs 柏レイソル

横浜F・マリノス 3-0 柏レイソル
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 4 那須 大亮
 30 栗原 勇蔵
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信
MF14 狩野 健太
  6 上野 良治
 10 山瀬 功治(65分 → 19 乾 貴士)
 32 山瀬 幸宏(81分 → 28 天野 貴史)
FW18 清水 範久(77分 → 27 斎藤 陽介)
 20 ハーフナー マイク
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF 3 松田 直樹
  7 田中 隼磨
FW 9 鈴木 隆行


日中の暑さも陽が傾くと同時に和らぎ、まずまずのコンディションの中でのキックオフ。ともに予選突破のためには勝たなくてはならないが、中2日での試合が続くだけにメンバーを入れ替えた。ただ、那須の右サイドバック起用には、左サイドバックでのプレー振りから不安を掻き立てられた。

前半は6日の鹿島戦同様、柏が優勢な立ち上がり。相手右サイドの鈴木に佐藤由紀彦が絡んで起点となって攻撃を組み立てるが、決定機は作らせず。
攻撃では、立ち上がりに得たやや遠い位置でのフリーキックを直接勇蔵が強烈なシュートが放ち、枠には飛んだがGKが弾き、こぼれ球を詰めきれずチャンスを逃す。
また、コーナーキックから2度、ファーの那須が折り返すが、これもあと一歩のところで詰めることができない。前半終了間際の狩野の左足でのシュートも力なくGKがキャッチ。


後半、立ち上がりからチャンスを掴む。パス交換から突破した山瀬を相手DFが引っ掛けPK獲得。50分、これを自ら左に蹴り込み先制。
さらに58分、左サイドを突破した小宮山のクロスをファーサイドでマイクが頭で合わせて追加点。

その後、2点を追う柏も積極的に攻撃を仕掛けるが、シュートが右ポストに当たり、ゴール左へ逸れる幸運もあり、失点を免れる。
すると、山瀬に代えて乾、ジローに代えて陽介を投入。特に追加点を奪えたことでこの日もスタメンで出場した山瀬を早めに休ませることに成功。乾は得意のドリブル突破を何度か見せ、あわやPKのシーンもあった。そして79分、やや左の角度からのフリーキックを狩野が直接決めて3-0。逆にアルセウの強烈なフリーキックも哲也がしっかりとキャッチ。最後は幸宏に代えて天野を投入する余裕も見せつつ試合終了。


前半は積極的にプレーはしているものの、あまり得点の気配がしなかった。ただ、後半の早い時間帯で先制できたことで結果として3-0で快勝した。2点目を決めたマイクは、周りのスタンドからは否定的な声も聞こえたが、まだ2年目の選手。今日の得点を自信に、さらに当たりや球際の強さを身に付けて頑張ってほしい。

【次の試合予定】
5/12(土) J1第11節 横浜F・マリノス vs 名古屋グランパスエイト 14:00 日産スタジアム(イベント情報

PKを決めた山瀬を祝福トップ公式戦初ゴールのマイク
このFKを直接決めた狩野やっぱり歓喜の中心には勇蔵
久々に出場を果たした乾試合終了後にマイクを祝福する陽介
試合終了後、笑顔のマイク完封勝利に哲也も笑顔
ベンチで試合を見つめる選手達
控えメンバーも一緒に喜びの挨拶

2007/ 5/23 ナビスコカップ予選リーグ 柏レイソル vs 横浜F・マリノス

柏レイソル 3-0 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 4 那須 大亮
 30 栗原 勇蔵
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信(69分2枚目の警告で退場)
MF17 吉田 孝行(61分 → 19 乾 貴士)
  6 上野 良治
 10 山瀬 功治
 32 山瀬 幸宏(66分 → 7 田中 隼磨)
FW15 大島 秀夫
 11 坂田 大輔(80分 → 35 河合 竜二)
SUB
GK21 高桑 大二朗
DF 3 松田 直樹
FW18 清水 範久
 20 ハーフナー マイク

リーグ戦に続き、この日も那須が右サイドバックでスタメン。河合の位置に上野が入った以外は20日の試合からメンバーの入れ替えはなかった。引き分け以下では清水-大宮の結果次第で予選敗退となるうえ、相手の柏は4点差以上での勝利で決勝トーナメント進出の可能性が残る試合であった。


前半、立ち上がりは勢いよく攻撃を仕掛け、坂田が立て続けにシュートを放つが枠を外れる。10分過ぎには左サイドをドリブルで切り裂き突破した幸宏のクロスを大島が、右サイドの吉田からのクロスを坂田がともに頭で合わせるが、これも枠を捕えることが出来ず、数多く訪れたチャンスを潰す。
すると20分過ぎからは柏に押し込まれ、サイドで起点を作られクロスを多く入れられたり、ファールからセットプレーも数多く与え、ゴール前で必死に跳ね返していたが、43分に相手右サイドからのクロスからオウンゴールなり先制を許し前半終了。

後半、立ち上がりの2分に短いパス交換で崩され、最後は鈴木達也にミドルを決められ0-2。その後も完全な相手ペースとなり、副審はオフサイドの旗を挙げたが、主審が流したところを拾われフリーの菅沼にシュートを打たれるが哲也がセーブ。
しかし、69分にルーズボールを互いに奪いに行ったプレーの中での接触が小宮山のファールを取られ、小宮山が2枚目の警告で退場となる。
66分の選手交代で小宮山、中澤、勇蔵、隼磨の4バックとなり、ボランチにボジションを上げていた那須が左サイドバックに入り、坂田がやや下がり目の位置取りでバランスを取る形となった。その後、乾がドリブル突破からフリーキックを獲得し、山瀬が直接狙ったが左に外れる。
そして、1人少なくなったことで更に劣勢となり、78分に蔵川に決められ0-3。これで4点差以上での勝利が現実味を帯びた柏は直後にも左サイドでボールを受けた鈴木達也がシュート。これは右ポストに守られ失点を免れる。
すると、少し前からスタッフが清水-大宮の途中経過をベンチに伝えていた様子で、坂田に代え河合を投入し、失点を回避する守備固めを選択。
だが、柏の勢いは食い止められず、ドゥンビアに中澤が完全に振り切られ、フリーでシュートを打たれるが、これも右ポストに当たり失点を免れる。
終盤には山瀬のシュートから得たコーナーキックを、3点ビハインドのチームがサイドでキープする多少情けない時間の使い方で0-3で試合終了。結果として準々決勝進出となった。

立ち上がりの10数分間のシュートが続いた展開では多少は改善の兆しが見られたような気がしたのだが、得点が奪えず相手に流れが傾くと一方的な展開となった。
立ち上がりは攻撃参加ができていた那須も、徐々に攻撃参加ができなくなった。隼磨を投入し修正を試みたが、1人少ないとはいえ隼磨もマークする相手に振り切られゴール前への侵入を許すなど、右サイドの不安定さが気になった。
次節は小宮山が出場停止となり、ディフェンスラインのメンバー構成は果たしてどうなるのであろうか。

2007/ 7/ 8 ナビスコカップ準々決勝第1戦 横浜F・マリノス vs FC東京

観衆:13,420人 

まず、今日の三ツ沢公園球技場のSS席(メインスタンド)にはかなりの空席が見られ、7月としては比較的過ごしやすく、日曜日開催にも関わらず観衆は13,420人と6月20日の平日に同じ三ツ沢で開催されたG大阪戦の13,956人を下回った。その2試合を比べるとビジターのサポーターは増えていた分、単純にマリノスを応援するファン、サポーターは大幅に少なくなったといえる。
現在、クラブは8月11日の横浜ダービーで満員の観客動員を目指し、サポーターに協力を呼びかけながら様々な活動を行っていますが、この企画によって当日の日産スタジアム満員は達成できそうではあるものの、これから先スタジアムを常に満員にするための序章だと思っております。としての企画としては成功は難しいのではないかと感じてしまった。

これまで、観戦記は「当日スタジアムに来れなかったサポーター」にどんな試合であったのかを駄文ながらも、いち早くお知らせしたいと思って書いてきましたが、試合によってスタジアムに来たり、(来る気になれば来られるのに)来ないファンが多いことがショックだったので、今回の観戦記は休止します。


≪追記≫
第1戦はホームで失点を喫して敗れ、第2戦はFC東京が優位な状況になってしまいました。そんな中でも失点は1なので、いずれにせよ勝たなくては次に進めない状況で先に1点奪うことが出来れば試合は振り出しに戻り、相手も攻撃に出てくるので、マリノスはそういった相手に強いだけにまだまだ分かりません。

7月14日と8月11日のどちらが大事かといえば7月14日です。昨日の三ツ沢に来られなかった方、8月11日はダービーだから行こうと思ってる方はもちろん、少しでもマリノスが好きで、マリノスに準決勝に進んでもらいたいと思ってる方はぜひ味の素スタジアムに足を運んでください。ナビスコカップに限ればあと4試合を勝てばタイトルを取ることができます。
あと1歩というには無理があるかもしれませんが、6試合の予選リーグを運も味方につけながらせっかく勝ち抜いたのに、決勝トーナメントのファーストラウンド(準々決勝)の2試合で敗退してしまっては勿体ないと思いませんか?
横浜ダービーの半額チケットを手に入れた12,130人の中に、この試合にも来てくれる人はいませんか?
年間チケットホルダー4,913人と12,130人を足せば約17000人。その数は三ツ沢公園球技場には入りきらず、味の素スタジアムのおよそ半分近くをトリコロールで埋める潜在的なファン、サポーターがいるということになります。
横浜方面から味の素スタジアムへのアクセスは確かに良くありません。しかし、それはスタジアムに行かないための口実に過ぎません。それ以上に時間をかけながら、日産スタジアムのホームゲームに足を運んでいるサポーター、さらに時間もお金もかかるアウェイゲームに足を運んでいるサポーターはたくさんいます。自分はマリノスファン、マリノスサポーターであると自認している方、過去にマリノスの試合に行こうか迷った末に「行かない」選択をしてしまった方には7月14日は味の素スタジアムに足を運び、チームの後押しをして欲しいと思います。

☆2007Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝 第2戦
7月14日(土) FC東京 vs 横浜F・マリノス 18:30 味の素スタジアム(東京・調布)

2007/ 7/14 ナビスコカップ準々決勝第2戦 FC東京 vs 横浜F・マリノス

0714.JPGFC東京 2-4 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
 30 栗原 勇蔵
  3 松田 直樹(70分 → 28 天野 貴史)
 13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行
  4 那須 大亮
 10 山瀬 功治
  2 エウチーニョ(45分 → 8 マルケス)
FW15 大島 秀夫
 11 坂田 大輔(84分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK21 高桑 大二朗
DF16 吉村 光示
MF32 山瀬 幸宏
FW 9 鈴木 隆行


前半、いきなり大きなピンチを迎える。ルーカスにディフェンスラインの裏に抜けられ、ゴール前でフリーとなったが、シュートはフィットせず枠を外れ失点を免れる。また自陣深い位置でファールを何度か取られ、セットプレーのピンチもあったが、苦しい時間を耐える。
すると坂田、山瀬のシュートから連続してコーナーキックを得るが、ともにクリアされチャンスを逃す。それでも前半19分、エリア内でディフェンスを背負いながらキープした大島が落としたボールをやや遠めの位置から山瀬がミドルを突き刺し先制。2戦を通じて振り出しに戻した。
すると、FC東京も更に攻撃の手を強める。ただ、何度かシュートを打たれたものの、ディフェンダーがシュートコースに体を入れるなど、うまく凌ぐ。
その後、隼磨のクロスが流れポスト直撃、小宮山が右足でミドルシュートを狙うがGKが好セーブ。終了間際の山瀬のシュートもGKが弾き出し、1点リードで前半終了。


前半、加入後の公式戦初出場初先発のエウチーニョは雨で水含みのピッチに苦労していたが、攻撃面では何度か粘り強いプレーでボールを奪い返したり、苦手と言われている守備でも大きなほころびを見せず健闘していたものの、前半途中からしきりにかかと付近を気にする仕草を見せ、前半のみでマルケスと交代となった。だが、今後の活躍を期待できると感じた。


後半は立ち上がりからペースを握る。那須が左足で狙ったミドルシュートは大きく外れる。直後に得たコーナーキック。マルケスからのボールをゴール前で競り、こぼれ球を拾った山瀬が右に開きながらドリブルし、ゴール前に入れたクロスに大島が頭であわせ追加点。一気に形勢逆転。

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直後にもゴール前でフリーでボールを受けたマルケスがシュートを狙うが、これも前半のルーカス同様、シュートがフィットせず、大きく枠を超えてしまう。
ここからは2点を奪い勢いにのるマリノス、最低でも2点を返さなければならないFC東京が互いにシュートを打つ展開となる。直後に立て続けに打たれた場面では哲也が立て続けにセーブし、ディフェンダーがクリアしたところを拾われて打たれたシュートは枠を逸れ、最大のピンチを乗り切る。
攻撃では右サイドを突破した隼磨からのグラウンダーのクロスに合わせた坂田のシュートが決まったかと思われたが、オフサイドでノーゴールとなる。左サイド、マルケスからのクロスを山瀬がうまく合わせたシュートは左ポスト直撃、跳ね返りを自ら再びのシュートは枠を逸れなかなか追加点を奪えない。
そして68分に待望の追加点。吉田のクロスのこぼれ球をワントラップした大島がゴール左に流し込み3点差とし、勝負を決定付ける。さらに直後の72分には前がかりになっていた相手の隙を付いてマルケスが決めて0-4とする。

その後、攻撃的な選手を次々と投入してきた相手に対し、4点リードで集中力を欠いたこと、選手交代でディフェンスラインとボランチが大きく入れ替わったことによる連携の乱れなどがあってか、ロングボールで簡単に裏を取られ、2点を返されたものの2-4で勝利。2戦合計1勝1敗となったが得失点差で上回り、準決勝進出を決めた。

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先制点を決めた山瀬4点目を決めたマルケス
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サポーターにポーズを決める隼磨ヒーローインタビュー後の山瀬
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準決勝は第1戦が10月10日(水)、第2戦は10月13日(土)の短期決戦。対戦カードはベスト4の4チームで再抽選のため、G大阪や広島、甲府など遠方で平日のアウェイゲームの可能性もありますが、決勝に進出するためにもホームゲームは満員のスタジアムで選手を後押しできればと思います。

2007/10/10 ヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦 横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ

試合に関しては中2日で13日に第2戦がある。今は第2戦を勝つことだけを考えたいところだが、次の試合を勝つために早急に改善すべきことがある。

9月22日の浦和戦後の監督コメントで「両サイドをもっと上げたかった。とくに小宮山は経験不足でもあり、機能させられなかった。」と名指しで否定的な言葉を公の場で発したあたりから、監督の小宮山に対する評価が揺らいだのかもしれないが、結果的にリーグ戦3連敗となったFC東京戦の前半、相手のスピードのある突破が持ち味の選手に左サイドを崩されピンチを招いたこと、攻撃参加が効果的でなかったことなどが引き金となり、小宮山は前半で交代となってしまった。ただ、後半から入った那須も守備の改善を満足にもたらすこともできず、攻撃面は逆に減退した。
左サイドが機能しない理由が小宮山の経験不足であれば、今日の試合は小宮山を起用すべきであった。実際に今日の試合でも左サイドからの攻撃が機能せず、後半の途中に監督が那須に対して幸宏がボールを持ったら外を追い越す動きをしろというようなジェスチャーでサイドバックの基本動作を指示している時点でサイドが機能するはずがない。サイドバックが本職でない選手を起用する監督も問題だが、ここまでくると何試合もサイドバックとしてプレーしている那須自身も起用されたからにはもう少し適応してほしい。そして、何試合もプレーして適応できないのであればやはり起用すべきではない。

次に勝ち越しを許したPKの場面、ゴール裏中心部前段の応援をリードする集団は相手選手がペナルティスポットにボールをセットし、PKを蹴るという段階になっても、その前から続くコールを延々と続けた。こういった場面は初めてではないし、これまではPKを含む相手のセットプレーではGKに対してコールするのが通例だったはずで、実際にゴール裏後段やその両サイドは自然と「哲也」コールが発生した。
その集団は試合中も試合の流れとは無関係に同じコールを延々とし続け、周りのサポーターが疲れてくると拡声器を使って「サポート!サポート!」、「手拍子!手拍子!」と扇動するが、こういったメリハリのないコールを続けることがサポートと言えるだろうか?
良いプレーにはスタジアム全体で拍手で称えたり、悪い流れの場面ではテンポやリズムの異なるコールで流れを引き寄せるような本当の意味でのサポートでゴール裏が1つになれば扇動しなくても一体となった手拍子ができているはずである。
もし同じ横浜F・マリノスを応援する者同士が言い合いをしても良い影響はないので、他にも応援に疑問や違和感を感じるサポーターの方がいれば、コールに乗るのをやめて良いプレーに対する拍手だけにしたり、態度で示してもよいと思います。