トップページ 試合日程 選手名鑑 スタジアムグルメ アウェイもトリコロール 毎日トリコロール リンク

About 2007年05月

2007年05月にブログ「Estadio Tricolor - 横浜F・マリノス Fan' Site」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年04月です。

次のアーカイブは2007年06月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

カテゴリー

« 2007年04月 | メイン | 2007年06月 »

2007年05月 アーカイブ

2007年05月04日

2007/ 5/ 3 J1第9節 横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ

横浜F・マリノス 2-1 川崎フロンターレ
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行
  35 河合 竜二
  10 山瀬 功治
  32 山瀬 幸宏
FW15 大島 秀夫
  11 坂田 大輔(88分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
MF28 天野 貴史
  16 吉村 光示
   6 上野 良治
  14 狩野 健太
FW20 ハーフナー マイク

メンバーはここ数試合、完全に固定されたラインナップでスタート。4分、哲也からのフィードを大島が競り、弾き返されたところを吉田が頭で前方に送る。そこで相手DFが大島のチェーシングを嫌いGKに頭でバックパス。そのボールに勢いがつかず、GKが触れる一歩前で大島が頭で押し込み早い時間帯で先制点を奪う。

その後も試合間隔が4日空いたこともあり、激しいプレスで相手に自由な形でボールキープさせない。1攻撃面では左サイドでボールを受けた小宮山が中に切れ込んでから右足でミドルシュートは左ポスト直撃。相手2,3人に囲まれながらドリブル突破した山瀬のシュートは右ポスト直撃と積極的に攻撃するものの、追加点を奪うまでには至らず前半終了。

後半も前半と同じような展開となり、幸宏が鋭いフェイントからDFを交わしてシュートを狙うなど、試合の主導権を握る。66分、山瀬の突破からFKを獲得。ここでベンチからスカウティング情報を伝えられたであろう中澤が山瀬に耳打ち。そして山瀬がニアサイドに放ったシュートがゴールに吸い込まれ追加点。これと似たシーンは大分戦でも勇蔵が山瀬に耳打ちし、山瀬のFKがGKの逆を突き惜しいシーンがあった。こういったしたたかな分析や戦略は頼もしい。

その後も勢いを保ったまま攻撃をしかけるが、隼磨からのグラウンダーのクロスに合わせた坂田のシュートは枠を外し、河合のインターセプトからボールをフリーで受けた大島はより確実な坂田へのパスを選択するがクリアされるなど、チャンスはあるものの追加点は奪えない。
すると77分にジュニーニョからのパスを受けたマギヌンに決められ1点差となり、試合の緊迫感が一気の増すが、ジュニーニョの突破はシュミレーションとなるなど、苦しい時間を最後まで耐え抜き3連勝。

近頃、大分がコンディション不良だった、新潟戦ではラッキーなPKがあったなど、何かと勝利に水を差す論調が見られた。今回も川崎が主力を欠いていたことを理由にそういう話が聞こえてくるかもしれない。しかし、運や偶然で3連勝はできない。何より、選手の戦いぶりを見ている者であればそういった言葉が出てくるはずがない。そういった雑音を封じるためにも、選手の頑張りに期待し、サポーターはスタジアムで後押しをしましょう。

追加点の場面、何故か勇蔵が袋叩きに今日のMOMは大島

2007年05月06日

2007/ 5/ 6 J1第10節 鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス

鹿島アントラーズ 1-1 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行(75分 → 28 天野 貴史)
  35 河合 竜二
  10 山瀬 功治
  32 山瀬 幸宏(68分 → 14 狩野 健太)
FW15 大島 秀夫
  11 坂田 大輔(82分 → 9 鈴木 隆行)
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF 4 那須 大亮
MF 6 上野 良治
FW18 清水 範久

午前中は時折小雨になることもあったが、開門直後から雨足が強まり、試合終了まで降り続いた。
スタメンこそ変更はなかったものの、戦列を離れていた那須、ベンチ外が続いていたジロー、鈴木の3名がベンチ入り。

前半、鹿島が優勢な立ち上がり。早い段階でロングボールを入れ、そこに本山が流れて起点となり攻撃を仕掛けてきたが、それを跳ね返し、徐々に流れを引き寄せる。すると、21分にゴール前でパスを受けた吉田がDFを1枚交わし、右足で決めて先制。

その後、ここ数試合のように効果的なプレスがかからず、相手にボールをキープされることも多くなったが、鹿島MFダニーロのところで攻撃がペースダウンするため、決定的なピンチは作られるまでには至らず。
一方の攻撃面では、右サイドでキープし、幸宏や河合を介したり、直接のサイドチェンジから小宮山や坂田が左サイドでボールを受けることが多かったが、最後のクロスに今一歩精度を欠き、こちらも決定機は作れぬまま前半終了。


後半も前半同様に鹿島ペースでスタートする。すると7分にセカンドボールを拾われ、中後のミドルシュートが決まり同点とされてしまう。
すると、相手ペースで試合が進む時間が多かったせいか、中盤の運動量やサイドバックの攻撃参加に迫力を欠き、全体的にトーンダウン。そこで幸宏に代えて狩野、吉田に代えて天野を相次いで投入する。しかし、天野こそ持ち前のアグレッシブさを発揮しようと積極的に動いたが、狩野は運動量が少なく、ボールを持っても詰められてしまい、期待から程遠い出来であった。
その後、坂田に代えて鈴木を投入。終了間際にはその鈴木がゴール前でシュートを放つが、枠を大きく超え、1-1で試合終了。

今シーズン、ここまで休みなしで戦ってきた山瀬も、好調を維持しているため本人も出続けたい気持ちもあるかもしれないが、やはり疲れは隠せない動きだった。試合の重要性、スケジュール的なことを考慮し、相手もメンバーを入れ替えてくるであろう9日の柏戦は休ませるべきである。

2007年05月10日

2007/ 5/ 9 ナビスコカップ予選リーグ 横浜F・マリノス vs 柏レイソル

横浜F・マリノス 3-0 柏レイソル
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 4 那須 大亮
 30 栗原 勇蔵
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信
MF14 狩野 健太
  6 上野 良治
 10 山瀬 功治(65分 → 19 乾 貴士)
 32 山瀬 幸宏(81分 → 28 天野 貴史)
FW18 清水 範久(77分 → 27 斎藤 陽介)
 20 ハーフナー マイク
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF 3 松田 直樹
  7 田中 隼磨
FW 9 鈴木 隆行


日中の暑さも陽が傾くと同時に和らぎ、まずまずのコンディションの中でのキックオフ。ともに予選突破のためには勝たなくてはならないが、中2日での試合が続くだけにメンバーを入れ替えた。ただ、那須の右サイドバック起用には、左サイドバックでのプレー振りから不安を掻き立てられた。

前半は6日の鹿島戦同様、柏が優勢な立ち上がり。相手右サイドの鈴木に佐藤由紀彦が絡んで起点となって攻撃を組み立てるが、決定機は作らせず。
攻撃では、立ち上がりに得たやや遠い位置でのフリーキックを直接勇蔵が強烈なシュートが放ち、枠には飛んだがGKが弾き、こぼれ球を詰めきれずチャンスを逃す。
また、コーナーキックから2度、ファーの那須が折り返すが、これもあと一歩のところで詰めることができない。前半終了間際の狩野の左足でのシュートも力なくGKがキャッチ。


後半、立ち上がりからチャンスを掴む。パス交換から突破した山瀬を相手DFが引っ掛けPK獲得。50分、これを自ら左に蹴り込み先制。
さらに58分、左サイドを突破した小宮山のクロスをファーサイドでマイクが頭で合わせて追加点。

その後、2点を追う柏も積極的に攻撃を仕掛けるが、シュートが右ポストに当たり、ゴール左へ逸れる幸運もあり、失点を免れる。
すると、山瀬に代えて乾、ジローに代えて陽介を投入。特に追加点を奪えたことでこの日もスタメンで出場した山瀬を早めに休ませることに成功。乾は得意のドリブル突破を何度か見せ、あわやPKのシーンもあった。そして79分、やや左の角度からのフリーキックを狩野が直接決めて3-0。逆にアルセウの強烈なフリーキックも哲也がしっかりとキャッチ。最後は幸宏に代えて天野を投入する余裕も見せつつ試合終了。


前半は積極的にプレーはしているものの、あまり得点の気配がしなかった。ただ、後半の早い時間帯で先制できたことで結果として3-0で快勝した。2点目を決めたマイクは、周りのスタンドからは否定的な声も聞こえたが、まだ2年目の選手。今日の得点を自信に、さらに当たりや球際の強さを身に付けて頑張ってほしい。

【次の試合予定】
5/12(土) J1第11節 横浜F・マリノス vs 名古屋グランパスエイト 14:00 日産スタジアム(イベント情報

PKを決めた山瀬を祝福トップ公式戦初ゴールのマイク
このFKを直接決めた狩野やっぱり歓喜の中心には勇蔵
久々に出場を果たした乾試合終了後にマイクを祝福する陽介
試合終了後、笑顔のマイク完封勝利に哲也も笑顔
ベンチで試合を見つめる選手達
控えメンバーも一緒に喜びの挨拶
2007年05月12日

2007/ 5/12 J1第11節 横浜F・マリノス vs 名古屋グランパスエイト

試合の分岐点

今日の試合はこのシーンで決まってしまった。水曜日も休まず出場したDFラインは疲労による集中力の欠如からか簡単に裏を取られたり、判断が遅れ間合いを詰められ、簡単にボールを失いピンチを招くシーンが多かった。それが後半の早い時間にPKを獲得し流れを引き寄せるチャンスだったが、これで相手に勇気を与えてしまった。
一方の攻撃陣は水曜日を休養に充てたはずが運動量が上がらず、特に大島は波になれないまま試合が終わってしまったという印象。
坂田も相手の杉本が裏を狙ったり、スペースでボールを受けることで脅威になっていたように、スピードを生かすもらい方をしてほしい。今シーズン、坂田の得点の多くがそういう形である。逆にサイドに流れてボールを受けても対面のDFをドリブルで切り崩すシーンはほとんどない。

そしてベンチワーク。休養十分のツートップで最後までプレーさせたかったのかもしれないが、交代枠を1つ残したまま試合終了では見ている方としては煮え切らない。連戦で疲れている勇蔵をパワープレーで前線に上げるぐらいなら公式戦初得点で意気が上がっているマイクを投入するなり、打てる策は講じてほしい。負けている試合でバランス云々言っていられない。
それ以前にベンチにアクシデント以外で途中出場の可能性は限りなく低いセンターバック2人を入れておく必要性を感じない。
また、6日に鹿島の中盤を省略したサッカーに攻略されたが、今日も同じようなサッカーの前に何もできなかった。今後、調子の上がらないチームやアウェイで最低でも敗戦は免れたいチームは、守備的で同じようなサッカーをしてくることが予想される。理想を言えば今日の試合でもそういう状況を打開するサッカーをしてほしかったが、少なくとも次節以降はそれを打開できるような戦術を構築してほしい。
逆に次節以降も同じような形で苦戦するようであれば現システム、戦術の限界かもしれない。

2007年05月21日

2007/ 5/20 J1第12節 横浜F・マリノス vs FC東京

スタメンの右サイドバックに那須が入り、ベンチのGKは高桑に戻り、松田がベンチ外。前節の試合展開といい、状況は開幕直後に戻りつつあった。

前半開始直後、右サイド那須からのクロスに大島が飛び込み、良い形を作る。10分過ぎには吉田が相手ボールを奪い、功治がゴール前の大島に送り、大島からのパスを受けた坂田がシュートを放つがGK正面。直後にも左サイドを駆け上がった小宮山が中に切り替えしてミドルシュートを右足で狙ったが枠を左に外れる。
終盤には左サイドでボールを受けた功治からのクロスを坂田が左足で合わせたが、これも力なくGK正面と何度か良い形は作ったものの、シュートに正確性を欠き無得点。
守備面では前節多少精細を欠いたCB2人も出足よくインターセプトができたり、何度かあったカウンターのピンチを凌ぎ前半終了。

後半、前半のような形を作れず、やや相手にペースを握られる展開となる。
それでも15分過ぎにペナルティエリア内でロングボールを受けた吉田がシュートを放つが枠を外れる。直後の17分に吉田に代えて狩野を投入するが、決定機こそ少ないものの相手寄りの試合展開は続く。
すると、24分に途中出場直後の福西にロングシュートを決められ先制を許す。
その後もシュートを続けて打たれ、攻めあがった勇蔵のシュートもミートせずGKにキャッチされ、なかなか活路を見出せない。
74分には幸宏に代えマイクを投入し、坂田を中盤に下げたが、これが機能する可能性が低いことは明白で、7分後の81分に坂田に代えて乾を投入する始末。
唯一のチャンス、終盤にマイクの競ったボールを大島が押し込んだがオフサイドとなり0-1で試合終了。

まず、右サイドバックで出場の那須は、立ち上がりこそ高い位置まで上がり、クロスを上げるなどしていたが、徐々に後手に回り、後半は攻撃に絡むことがほとんどなかった。左サイドで起用された時もボール処理にもたついたり、ロングボールをバウンドさせて相手に奪われるシーンが目に付いたが、この日も同じシーンが何度かあった。特に、簡単に前線に蹴ることができる場面で手数をかけ、結果としてタッチラインに逃れるプレーしかできなかった場面では大島が縦に出すようなジェスチャーで怒りを露にしていた。3-0で勝利したナビスコ予選の柏戦も決してよいプレーではなかった。これは個人批判と取られても仕方ないが、左サイドでも同じようなプレーだった選手を適性を無視して起用し、同じ失敗を繰り返している采配批判である。

さらに、スタメン以上に今回も試合中のベンチワークが理解できない。最初の交代は前節、PKを誘う飛び出しという好プレーを見せた吉田を直後に交代させたが、今回も縦への飛び出しで後半初めてのチャンスを作った直後に交代とプレーや試合展開とは無関係に予め予定していたかのような選手交代。
そして、マイクは幸宏に代え、坂田を中盤に下げた。意図としては3トップのような形にしたかったが、疲れや押し込まれる展開で下がってしまったかもしれない。ただ、そこで打った手が坂田に代えて乾の投入。乾の持ち味はドリブル突破やパス。残りわずかな時間でマイクに当てるパワープレーを選択したのであれば、セカンドボールやこぼれ球に飛び込んだり、ゴール前で勝負できる選手を投入すべきであったように思える。そして、そういうプレーができ、少ない時間で結果も残している陽介をベンチ外にしている。

選手の頑張りはスタジアムでも感じるだけに、そういった部分を台無しにする選手起用や采配には納得いくわけもなく、我慢の限界である。

2007年05月24日

2007/ 5/23 ナビスコカップ予選リーグ 柏レイソル vs 横浜F・マリノス

柏レイソル 3-0 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 4 那須 大亮
 30 栗原 勇蔵
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信(69分2枚目の警告で退場)
MF17 吉田 孝行(61分 → 19 乾 貴士)
  6 上野 良治
 10 山瀬 功治
 32 山瀬 幸宏(66分 → 7 田中 隼磨)
FW15 大島 秀夫
 11 坂田 大輔(80分 → 35 河合 竜二)
SUB
GK21 高桑 大二朗
DF 3 松田 直樹
FW18 清水 範久
 20 ハーフナー マイク

リーグ戦に続き、この日も那須が右サイドバックでスタメン。河合の位置に上野が入った以外は20日の試合からメンバーの入れ替えはなかった。引き分け以下では清水-大宮の結果次第で予選敗退となるうえ、相手の柏は4点差以上での勝利で決勝トーナメント進出の可能性が残る試合であった。


前半、立ち上がりは勢いよく攻撃を仕掛け、坂田が立て続けにシュートを放つが枠を外れる。10分過ぎには左サイドをドリブルで切り裂き突破した幸宏のクロスを大島が、右サイドの吉田からのクロスを坂田がともに頭で合わせるが、これも枠を捕えることが出来ず、数多く訪れたチャンスを潰す。
すると20分過ぎからは柏に押し込まれ、サイドで起点を作られクロスを多く入れられたり、ファールからセットプレーも数多く与え、ゴール前で必死に跳ね返していたが、43分に相手右サイドからのクロスからオウンゴールなり先制を許し前半終了。

後半、立ち上がりの2分に短いパス交換で崩され、最後は鈴木達也にミドルを決められ0-2。その後も完全な相手ペースとなり、副審はオフサイドの旗を挙げたが、主審が流したところを拾われフリーの菅沼にシュートを打たれるが哲也がセーブ。
しかし、69分にルーズボールを互いに奪いに行ったプレーの中での接触が小宮山のファールを取られ、小宮山が2枚目の警告で退場となる。
66分の選手交代で小宮山、中澤、勇蔵、隼磨の4バックとなり、ボランチにボジションを上げていた那須が左サイドバックに入り、坂田がやや下がり目の位置取りでバランスを取る形となった。その後、乾がドリブル突破からフリーキックを獲得し、山瀬が直接狙ったが左に外れる。
そして、1人少なくなったことで更に劣勢となり、78分に蔵川に決められ0-3。これで4点差以上での勝利が現実味を帯びた柏は直後にも左サイドでボールを受けた鈴木達也がシュート。これは右ポストに守られ失点を免れる。
すると、少し前からスタッフが清水-大宮の途中経過をベンチに伝えていた様子で、坂田に代え河合を投入し、失点を回避する守備固めを選択。
だが、柏の勢いは食い止められず、ドゥンビアに中澤が完全に振り切られ、フリーでシュートを打たれるが、これも右ポストに当たり失点を免れる。
終盤には山瀬のシュートから得たコーナーキックを、3点ビハインドのチームがサイドでキープする多少情けない時間の使い方で0-3で試合終了。結果として準々決勝進出となった。

立ち上がりの10数分間のシュートが続いた展開では多少は改善の兆しが見られたような気がしたのだが、得点が奪えず相手に流れが傾くと一方的な展開となった。
立ち上がりは攻撃参加ができていた那須も、徐々に攻撃参加ができなくなった。隼磨を投入し修正を試みたが、1人少ないとはいえ隼磨もマークする相手に振り切られゴール前への侵入を許すなど、右サイドの不安定さが気になった。
次節は小宮山が出場停止となり、ディフェンスラインのメンバー構成は果たしてどうなるのであろうか。

2007年05月27日

2007/ 5/27 J1第13節 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス

浦和レッズ 1-1 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
   4 那須 大亮
MF35 河合 竜二
   6 上野 良治
 17 吉田 孝行(79分 → 8 マルケス)
 10 山瀬 功治
FW15 大島 秀夫(85分 → 20 ハーフナー マイク)
 11 坂田 大輔
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF 3 松田 直樹
 26 田中 裕介
MF32 山瀬 幸宏
 14 狩野 健太


前半、暑さもあってか、立ち上がりこそ互いにスロースタートとなった。だが、徐々に浦和のチャンスが増える。20分過ぎにはゴール前で与えたFKからワシントンに頭で合わされたが、ボールはポスト直撃で失点を免れる。直後にもゴール前で抜け出た小野が哲也と1対1となるが、ここは哲也がファインセーブ。そこからのカウンターで右サイドでボールを受けた坂田がやや遠目から思い切ってシュート。これはGKに弾き出される。前半の見せ場はその程度で、互いに少ないシュート数で前半終了。
前半、小宮山の出場停止で左サイドバックに入った那須を狙って相手GKがフィードを蹴り込んできた印象で、数多くの競り合いで何度かほころびを見せたが、ここ2試合の右サイドに比べればまずまずのプレー。ただ、ファールスローを取られるなど、初歩的なミスはいただけない。


後半開始早々、左サイドから受けたボールをワントラップから坂田が左足で狙ったシュートはGKがセーブ、そこを繋いでクロスから大島のヘディングシュートは枠を外れる。
そして5分、左サイドでボールを受けた山瀬が左足でロングシュート。大きな弧を描いたボールが右サイドネットに決まり先制。

直後にも山瀬がミドルを狙うが枠を外れる。すると浦和が反撃に転じ、左右で起点を作られ、クロスを簡単に入れられるシーンが多く、何度かシュートも打たれるものの跳ね返していた。
しかし、ゴール前でファールを与える場面も増えていた66分、フリーキックをゴール前で合わされ同点とされてしまう。
ただ、直後にゴール前に抜け出た吉田のシュートは力なくGK正面となったものの、失点後も相手に主導権を譲らず、2点目を奪いに攻撃に出る。とはいえ、連戦の疲れに加え暑さのため、プレーに精度が伴わず、シュートもなかなか枠に飛ばない。選手交代で流れを一気に引き寄せることも期待していたが、はじめの選手交代は79分。吉田に代わりマルケスが中盤の右サイドに入る。
そのマルケスは中盤でキープし、サイドバックが上がってきたところにボールを出したり、自らサイドに流れてクロスを上げるなど攻撃にリズムをもたらす。そして85分には大島に代えマイクを投入。
だが、サイドから隼磨の2本と那須の1本はいずれも可能性を感じないクロスボールでシュートに結びつかない。クロスボールの精度についてはかなり前からの課題ではあるが、少なくとも直接タッチラインを割るような形は避けてほしいところ。終盤には浦和に何度かシュートを打たれたが何とか凌ぎ、1-1で試合終了。

後半、サイドで起点を作られた場面、両サイドが相手のドリブルを遅らせることもできないままズルズルと下がり、余裕をもってクロスを上げられることが多かった。監督もベンチで不満を露にしていたようだが、前半にもそういう場面が何度かあったので、ハーフタイムや後半の早い段階で的確な指示や修正をしてほしいところ。
また、今日の4-4-2のシステムは、顔ぶれこそ多少異なるものの、昨季終盤に形になりかけたシステムと同じ形である。遠回りして結局は元に戻った印象は拭えない。


試合後の選手達

前座試合での攻防執拗な抗議は見苦しい

■前座試合
浦和レッズジュニアユースU-13 3-1 横浜F・マリノスジュニアユース追浜U-13
得点者:伊池
【メンバー】
GK16北村
DF9小松、20前田
MF3伊池、4飯田、11篠田、19林、21村原、22米田
FW5伊藤、15戸邊
リザーブ(※選手交代不明)
GK1入澤
DF2秋月、6太田、7栗林、18橋本
MF8栗原、13高梨、14田中、17中島
FW10斎藤、12杉山


Copyright2006-2007 / Estadio Tricolor Allrights Reserved.