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About 2007年04月

2007年04月にブログ「Estadio Tricolor - 横浜F・マリノス Fan' Site」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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2007年04月 アーカイブ

2007年04月04日

2007/ 4/ 4 ナビスコカップ予選リーグ 横浜F・マリノス vs 清水エスパルス

横浜F・マリノス 2−0 清水エスパルス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  26 田中 裕介
MF17 吉田 孝行(45分 → 14 狩野 健太)
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏
FW15 大島 秀夫(89分 → 20 ハーフナー マイク)
  11 坂田 大輔(82分 → 18 清水 範久)
SUB
GK21 高桑 大二朗
MF16 吉村 光示
   6 上野 良治
  19 乾 貴士

真冬を思わせるような凍えるような寒さの中で行われた。寒さにやられてしまったので手短に。

前半6分、高い位置で奪ったボールを山瀬がドリブルで仕掛け、やや遠い位置から放ったシュートが相手DFに当たってコースが変わり、GKは微動だにできず先制点。
その後は追加点こそ奪えなかったものの、パスが連携よくつながり、裕介が高い位置でボールを受けるなど、広島戦の後半から続くよい流れのまま前半終了。

後半開始から吉田に代え狩野が入る。後半の立ち上がりこそ清水がペースを握り、同点にすべく攻撃をしかける。矢島にフリーで抜け出された場面では失点も覚悟したが、シュートは枠を右に逸れ、ピンチを逃れる。すると、58分に狩野がダイレクトで通したパスを受けた坂田がDFを置き去りにし、左足で流し込み追加点。
その後も狩野がこれまでの試合の中でも最高のパフォーマンスを見せ、隼磨とのコンビなどで右サイドからチャンスが生まれ、3点目こそ奪えなかったものの、何度かあったピンチも中澤中心に守りきり勝利を収めた。

シーズン当初に比べ、昨季も採用していたシステムに戻ったため、ポジショニングやマークの受渡しなどに神経をすり減らすことがなくなり、全体的に視野が広がった印象がある。そのため、足元へのボールや近くにいる味方同士で必要以上にパス交換することが格段に減った。そして何よりも山瀬がより高い位置でプレーする機会が多いほどにチャンスの数も増えている。今後は当然、劣勢な試合展開の中でも如何にして山瀬を高い位置でプレーさせるかが重要であるように感じた。

先制点後、コールに応える山瀬坂田のゴールをアシストした狩野
中澤も表情が明るいインタビュー後に挨拶の山瀬
開幕戦以来のホームでの勝利(クリックで拡大表示)

2007年04月07日

2007/ 4/ 7 J1第5節 横浜F・マリノス vs 柏レイソル

横浜F・マリノス 0-2 柏レイソル
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  26 田中 裕介
MF17 吉田 孝行(45分 → 14 狩野 健太)
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏(68分 → 19 乾 貴士)
FW15 大島 秀夫(79分 → 20 ハーフナー マイク)
  11 坂田 大輔
SUB
GK21 高桑 大二朗
MF16 吉村 光示
   6 上野 良治
FW18 清水 範久

立ち上がりからコーナーキックではここ数試合で多く見られるファーの中澤が折り返す形でゴールを脅かすなど、攻め込んでいたが8分に柏のショートコーナーからポストに当たったシュートのこぼれ球を鈴木達也に決められ先制を許す。
失点後も序盤からの良い流れは続き、右サイドから吉田のクロスに二アに坂田が飛び込むがボールには触れず、田中裕介がペナルティエリアで1人かわしてからのシュートはサイドネットとあと1歩のところで得点が奪えない。特に田中裕介のシュートは以前の練習時にも同じような形でシュートを外し、中澤が「シュートは逆サイド狙おう」と声をかけていたことを思い出した。シュートを逆サイドを狙うということは、日本平での1失点目のようにGKに防がれてもゴール前に転がったり、今日の試合の後半に山瀬のシュートに大島が飛び込んだようにシュートミスしても味方が詰めることができる。実戦での失敗を糧に今後に期待したい。

そして、マリノスに関係する誰もが納得のいかないこの試合のターニングポイント。副審はオフサイドの
旗のあげ方でアピールし、当然オフサイドではないので主審は流した。相手DFがクリアミスをしたように見え、副審が旗をあげたので「クリアミスがオフサイドな訳ねーだろ!××!!」と私は頭の中で叫んでいた。ファールをアピールするのであれば旗をしっかりと横に振るべきで、このシーンに限れば主審よりも副審に問題があった。ただ、主審も問題のシーンよりも激しいボディコンタクトや後方からのタックルを流すなど判定に一貫性を欠いていたり、リスタートや壁の位置が厳密すぎて試合の流れを悪くしていたことも事実。

後半も前半同様に攻め込み、チャンスを作るが長らく言われ続けている課題であるクロスに精度を欠き、最後のところで合わないシーンが続いた。さらに3本の枠内シュートが味方に当たって相手ゴールキックになるなど、この試合の悪い流れやムードを象徴するようなシーンもあり、乾やマイクを投入しゴールを狙ったが、逆にロスタイムに追加点を奪われ敗戦。

それでも、流れもよくなり、相手陣内で試合が進む時間が増えていることは紛れもない事実。この後はアウェイ2連戦だが、次のホームゲームではトリコロールの選手が文句のつけようのないゴールでトリコロールのネットを揺らすことを期待したい。

2007年04月11日

2007/ 4/11 ナビスコカップ予選リーグ 大宮アルディージャ vs 横浜F・マリノス

大宮アルディージャ 1-1 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  26 田中 裕介
MF14 狩野 健太
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏(85分 → 17 吉田 孝行)
FW15 大島 秀夫
  11 坂田 大輔(70分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF16 吉村 光示
MF 6 上野 良治
  19 乾 貴士
FW20 ハーフナー マイク

立ち上がりに連続した相手コーナーキックからルーズボールをミドルレンジから打ち込まれ、呆気なく先制を許す。序盤は失点したこともありチーム全体に動きが重く、なかなか前にボールを運べない展開となった。それでも、徐々にボールが繋がるようになり、セットプレーも多くなる。狩野の左コーナーキックから中澤が頭で合わせたが、ボールはクロスバーに直撃し、セカンドボールは相手がクリア。その後も何度かチャンスを迎えたが、大宮も必死に守り、得点が生まれないまま前半終了。

後半もペースは握るものの、幸宏のシュートは大きくバーを越えるなど、最後のところで正確さを欠く。すると、ここ12日間で4試合目。メンバーを固定して戦ってきた疲労に、試合前から降り続く雨のため水含みのピッチ、水を吸って重たくなったスパイクとボールの影響等、あらゆる要因が重なって再び動きが重くなる。大宮のカウンターから度々シュートを浴びるなど、ピンチを迎える。だが、70分に坂田に代わって斎藤陽介が投入されると再び攻撃が活性化される。GKにセーブされ、得点にこそならなかったものの、斎藤が立て続けにシュートチャンスを迎える。すると83分に右サイドでボールを受けた河合が速いボールをゴール前に入れると、走りこんだ斎藤が決め、遂に同点。残り時間も逆転すべく攻め続けたが、そのまま1-1で試合終了。

今日の試合、早い時間帯から失点したことで、ビルドアップの段階から攻め急ぎ、ここ数試合では減っていた簡単にボールを失う場面が目に付いた。逆に、シュートの場面ではこれまでは攻め急いでいることが嘘のようにワンテンポ遅れ、結局は相手ディフェンスに詰められたり、良い体制でシュートが打てない。特に後半は相手のブラジル人DFも足が攣り気味で動きが落ちていただけに、徹底的にそこから攻めたり、落ち着いてパスをまわしてチャンスを伺い、最後の場面では積極的にシュートを狙うべきであった。そして、それができていたのが斎藤陽介だった。斎藤もサイドに開くことがあったが、それは中でボールをもらうために自らスペースを作り、出し手にも中にボールを入れるように要求していたのに対し、坂田はサイドに開いたところでボールを受けてしまうため、対面するDFを抜かない限りチャンスにならず、苦しい体勢ではボールを中盤に下げざるをえない状況になっていた。最終目的はシュート。シュートのための動き出しやパス要求をしてほしい。その点、疲れがあったのかもしれないが、週2試合ペースが続く状況では容易に想像できたこと。中2日で迎える次節の磐田戦。天候も今日と同じく雨が予想されているだけに、今日と同じような展開になってしまうのではないかと不安が残る内容であった。

2007年04月15日

2007/ 4/14 J1第6節 ジュビロ磐田 vs 横浜F・マリノス

ジュビロ磐田 1-0 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  26 田中 裕介
MF14 狩野 健太(63分 → 17 吉田 孝行)
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏(74分 → 13 小宮山 尊信)
FW15 大島 秀夫
  11 坂田 大輔
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF16 吉村 光示
MF 6 上野 良治
FW27 斎藤 陽介
  20 ハーフナー マイク

週2試合ペースでの5連戦最後となる磐田戦。スタメンは変わらず、ベンチから乾が外れ、小宮山が今季初の公式戦メンバー入り。
前半、立ち上がりこそ狩野と隼磨で右サイドから崩したり、山瀬功治、坂田がドリブル突破を見せるなど、勢いを持って攻撃に出た。特に山瀬は開幕の甲府戦のゴールシーンを思わせるようなドリブルで相手守備を翻弄していた。しかし、20分過ぎに似たような形で山瀬がドリブルで突破したところで相手DFと接触し、山瀬が左足首あたりを痛めてしまう。暫しの治療後にプレーを続行したものの、明らかにプレーのキレがなくなり、チーム全体としても攻撃の迫力を失ってしまう。その後は左サイドからの攻撃に偏ってしまい、バランスまでも失いつつ前半終了。

後半、立ち上がりにスルーパスから坂田が抜け出したかのように見えたが、加速が乏しく相手DFに体を入れられカットされてしまう。すると9分にゴール前の混戦から成岡に決められ先制を許す。
その後、攻撃に出ようとはするものの、大宮戦同様に出足が鈍り、良い形でボールをキープすることができず、辛うじて失点こそ免れたが、太田のドリブルからカウンターを受けるシーンが多くなる。そんな中、狩野に代えて吉田、幸宏に代えて左サイドバックの小宮山を左のMFで起用し、何とか状況打開を試みたが流れは好転せず、0-1のまま試合終了。

試合後の監督コメントで小宮山の攻撃的な位置での起用は場当たり的なものではないということだったが、小宮山のプレーや周りの選手からも迷いや不慣れ感が伝わってきた。小宮山はセンターバックもこなす堅実な守備をベースとする選手だけに、今季は開幕前から何度か行われてきた選手の個性や特性を無視した監督の選手起用にはどうしても賛同できない。

2007年04月19日

2007/ 4/19 練習試合:横浜F・マリノス vs 東京ヴェルディ1969

前半のメンバーは報道のあったトップで5連戦を戦った両サイドバックのうち、裕介がスタメンで出場。隼磨はベンチスタートで、その右サイドバックには小宮山が入った。また、松田、マルクス、鈴木といった出番から遠ざかっているベテランもスタメンに名を連ねた。

先制ゴールは鈴木。左サイド浅い位置からのリスタートを受けた上野がゴール前にあげたクロスを頭で合わせ先制。直後にはキックオフ直後で前に出ていたGKを確認した上野がハーフライン付近からロングシュート。これはGK吉原が辛うじて弾き出しコーナーキック。
そうしてペースを握り攻めに出ていたが、ジローが潰されボールを奪われると、そこから東京Vのカウンターを受け、飯倉が前に出かかったところを廣山にループ気味に決められ1-1となる。
その後は公式戦同様に最後のところでクロスの精度を欠き、なかなかフィニッシュにつながらず前半終了。


後半から前半は右サイドだった小宮山が裕介の抜けた左サイドに入り、右サイドには隼磨が入り、サイドハーフには右に吉田、左に乾が入り、2トップは鈴木と陽介。
得点シーンは60分にパスを受けた鈴木の角度左からのシュートをGKが弾き、詰めた乾が決めて2-1。直後には乾の突破に相手DFが足をかけPK獲得。キッカーは練習試合といえども松田。これを61分にゴール左に決めて3-1。

そして、66分には今日一番の目的だった練習生として練習に参加している香川が天野に代わって出場。吉田がボランチに回り、香川は右サイドハーフに入った。

その香川は新聞報道にあったとおりキルメスAC(アルゼンチン)のサテライトに所属しているMFとの情報しかなく、どんなプレーか注目していたが、印象としては上背には恵まれていないが当たりに強く、多少のボディコンタクトに対しても簡単に倒れずにボールキープするあたりにアルゼンチンでプレーしていることの一端を垣間見たような気がした。
また、思い切り良く放ったミドルシュートはポストに直撃し、得点にこそならなかったものの、短い時間で必死にアピールしていた。

その他に気になったところでは、前半のマルクスからパスを受けたジローが右サイドを突破したシーンで
絶好のクロスのタイミングにゴール前に味方がおらず、ジローがキープしなおしたプレーでもう一枚のFW鈴木も右サイドに開いていた場面。チームとしてはゴール前でプレーしてほしいところだが、鈴木もサイドに流れるプレーを好み、実際に何度か良い形で突破もしているだけに使い方が難しいといったところだろうか。後半終盤には、鈴木が隼磨のクロスを頭で合わせたが、シュートはサイドネットと惜しいチャンスもありながらそのまま3-1で試合終了。

フル出場の松田前半は右サイドバックの小宮山
上野もフル出場飯倉もフル出場
前半のみ出場した幸宏突破からPKを獲得した乾
後半のみ出場の隼磨鋭い動きで裏を狙い続けた陽介
先制ゴールの鈴木隆行途中出場を待つ香川
当たりの強さを垣間見せた香川終了後、客席に挨拶の松田「お疲れっす!」

2007年04月20日

2007/ 4/20 横浜F・マリノスMM21トレーニングセンター

今日の全体練習不参加の選手はいずれもリハビリ中の那須、秋元、アーリアの3名で、マルケスも紅白戦こそ回避したものの、その他のメニューは消化し、来週以降の完全合流、そして実戦復帰を見込んでいる模様。那須はランニングとボールを使った別メニューを行い、こちらも全体練習への合流も近い。
昨日の練習試合を欠場した高桑はマルケス同様に紅白戦は回避したため、次節も引き続き飯倉がベンチ入りする模様。
また、ユースから佐藤峻、松内貴成のGK2名が練習に参加し、柳楽GKコーチも練習を見学。

まずはウォームアップも兼ねたパスやヘディングを4人1組で、その後はワンタッチでのパスワークを行った。そして、今日は5人1組で守備をするGKが蹴ったゴールキックからサイド攻撃の形を作ってのシュート練習が比較的長く行われた。
GK以外は守備陣を置かず、攻撃側がパス回しからサイドに展開し、残りの選手がゴール前に入り、そこにクロスを合わせるものだったが、クロスを頭や足で直接決めることができたのはわずかで、やはりクロスの精度という面で不安が残る。

その後、フルコートでの紅白戦。主力組からはこれまでのメンバーから裕介と幸宏が外れ、左サイドバックに小宮山、ボランチに上野が入り、功治が1列前にポジションを移した。
1本目は控え組に回った幸宏、吉田のプレーにも積極性が見られ、控え組が押し込む場面が多く、陽介のクロスからマイクが頭で決めて控え組が先制。追加点も控え組で、乾が左サイドをドリブル突破で崩し、勇蔵がクリアしようとしたところに乾とエウチーニョがプレスをかけて奪い返し、クロスがDFに当たってコースが変わったところをマイクが再び頭で決めて0-2で前半終了。前半は陽介の動きが良く、2トップとトップ下に入った乾、サイドハーフ気味に入ったエウチーニョがボールに触れる回数が多かった。
一方の主力組はボランチに河合と上野が入ったことで運動量や攻め上がりという面で物足りなさを感じた。また、2トップもここ数試合の疲れや不調を引きずるかのような出来で、FW2人のシュートシーンは坂田がパスから抜け出した1本程度と物足りなかった。

その結果、2本目は主力組から大島、坂田、上野、隼磨が外れ、マイク、陽介、幸宏、吉村が入った。だが、2本目の序盤は1本目で動きの目立った選手達もなかなか見せ場が作れず、互いにシュートまでいけずにいた。それでも、終盤には功治と幸宏のコンビで中央から崩し、何本かシュートを放つなど、得点こそ生まれなかったものの、主力組が巻き返しつつ紅白戦終了。

紅白戦では昨日の練習試合に引き続き陽介、乾が好調な印象と、これまで4バックの左サイドに入ると守備意識の低さや攻守の切り替えが早い日本のサッカーへの順応の遅れが顔を覗かせていたエウチーニョだが、今日の紅白戦ではポジションが1列上がったことで、これまでに比べ攻撃に絡む回数が増えていた。また、裕介、小宮山は本来は右利きだが、エウチーニョはドリブルの勢いを保ったまま左足でクロスが入れられるので、さらに連携を高めれば、サイドハーフもしくはウイングバックとして面白い存在になるかもしれない。

紅白戦終了後、中澤、松田、上野、勇蔵など主に守備的な選手を除く若手中心にコート1/4を利用しての若手は5:5、ベテラン組は5:5にフリーマン1人を加えたミニゲームにも似たシュート練習を行った。若手組は様子を見ていた水沼コーチがゴール前でも必要以上にパスを回していたことをゲームを止めて「この距離ならシュート打てるだろ!?」と指摘すると、その後は互いにそれ以上に遠い位置から積極的にシュートを狙うなど、意識付けの重要性を実感した。

紅白戦以外のメニューは消化したマルケス攻撃に絡む回数が多かったエウチーニョ
不発だった1本目の2トップ2本とも主力組の狩野
1本目2得点のマイクプレーと声で存在感を示している松田
左サイドバックでフル出場の小宮山好調を維持する陽介
磐田戦での山瀬の負傷は大事に至らずユース所属の佐藤峻

2007年04月22日

2007/ 4/22 J1第7節 横浜F・マリノス vs 大分トリニータ

横浜F・マリノス 5-0 大分トリニータ
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行(72分 → 28 天野 貴史)
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏
FW15 大島 秀夫(68分 → 20 ハーフナー マイク)
  11 坂田 大輔(68分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
MF16 吉村 光示
   6 上野 良治
  14 狩野 健太

1週間のインターバルを挟んだ一戦は立ち上がりから果敢に攻める。特に吉田がミドルシュートを立て続けに放ち、流れを引き寄せる。すると、右サイドの山瀬功治からのクロスを坂田が頭で合わせ、シュートは枠内に飛んだが、ここは相手が必死にクリアして得点につながらない。それでも11分にタッチライン際でしぶとくボールを残した隼磨が幸宏にパス。幸宏は中に切れ込みながらDF1人を交わしてシュート。これがGKの手先をすり抜け先制。
しかし、直後のプレーで中澤のバックパス処理が中途半端になったところを相手FWにさらわれ、フリーでシュートを打たれるが、これは枠を逸れ失点を免れる。
その後、再び流れを引き寄せ、小宮山のクロスからの坂田のヘディングは惜しくも枠を逸れる。そして41分、大分のバックパスにプレスをかけにいった大島がボールを奪い、パスを受けた坂田がゴール左隅に左足で蹴り込み追加点。2-0として前半終了。

後半、ビハインドを追う大分のDF深谷が流れの中から右サイドから攻め上がる場面が何度か見られ、どことなくバランスを崩しているようであった。
そして54分、右サイド吉田のクロスに大島が頭で競り、ボールが流れたところをフリーの坂田が右足で流し込み追加点。58分には攻めあがった河合がボールを受けると、ドリブルでDFを交わし右足で決め4-0。
すると68分、FW2人を変えマイクと陽介を投入。これまでリードされた終盤での投入がほとんどだったマイクをリードした段階で長い時間をプレーさせる判断は納得。そして、72分には吉田との交代で天野が遂にリーグ戦デビューを飾る。その天野はそのまま吉田のいた右サイドハーフに入った。

そして終盤の88分。左サイドでキープした幸宏が中央の功治へパス。これを浮かせ気味にトラップし、左足で思い切りシュート。GK西川の手を弾いてネットを揺らし5-0。守備でも無失点で乗り切り、あの鳥の集団が舞う中での2003年清水戦以来(その試合も坂田が2得点)の5得点で快勝した。

金曜日の紅白戦は1本目のメンバーを入れ替えて行っていただけに、5連戦で頑ななまでに固定したメンバーを連戦明けに崩すのではないかと不安だったが、ベースは継続したうえで結果として快勝したので、このベースを維持しながら、選手のコンディションや修正点を見極めながら戦ってほしい。

この日2点目を決めた坂田河合のゴールは手荒く祝福
5点目を決めた山瀬はゴール裏へ山瀬を祝福する選手達
リーグ戦デビューを飾った天野ゴール後のパフォーマンスで5回登場のマリノスケ

試合終了後、安堵の表情を見せる小宮山

リーグ初先発の小宮山とリーグ戦デビューの天野

マン・オブ・ザ・マッチの幸宏はインタビューが即席誕生会

坂田のインタビュー中は律儀に壇上から降りちゃった幸宏

2007年04月26日

2007/ 4/26 横浜F・マリノスMM21トレーニングセンター

試合を2日後に控えた26日の練習は紅白戦開始直後から見学。那須は練習に合流したものの、先週のマルケス同様に紅白戦への出場は回避したため、実戦復帰は来週以降になる模様。また、紅白戦1本目のサブ組のGKに高桑が出場し、こちらは実戦復帰。

1本目、メンバーは22日の大分戦と全く同じ顔ぶれで、システムも4-4-2。先日、一部で報道された3バックへのシステム変更、松田のスタメン出場はない見込み。それ以前に、松田の右膝にはこれまで見られなかったテーピングが施されており、負傷予防のためか、痛みの再発かは定かではないが、コンディションが万全ではない模様。また、先週から練習に合流したマルケスはサブ組のサイドハーフとしてプレーし、突破からチャンスを作っていたが、新潟戦からの復帰は微妙なところ。
主力組はまず、大分戦で動きのよかった吉田が右サイドからクロスを上げるなどチャンスメークし、好調を維持している様子。また、山瀬功治は本番さながらの運動量で攻撃では前線に顔を出し、守備でも積極的にプレスをかけるなど、こちらも好調な様子。
試合の方は、抜け出した坂田のシュートはだふってしまい枠を外したが、再び訪れたチャンスでは確実に決めて1本目終了。

2本目は哲也、隼磨、河合、吉田、大島、坂田に代わり、それぞれの位置に飯倉、天野、上野、狩野、マイク、陽介が入った。まず、右サイドを駆け上がった天野からのグラウンダーのクロスをマイクがルーレットでDFを交わし、GKと1対1でシュートを放ったが、富永が辛うじて体に当ててゴールならず。また、パスから抜け出した陽介のドリブルからのシュートも枠をとらえられず、なかなか得点にならない。それでも、左サイドを突破した小宮山の折り返しを山瀬が決めて追加点。その後、サブ組も乾が鋭いミドルを放つも飯倉がセーブ。ジローの突破からマルクスが決めて1点を返したあたりで紅白戦終了。
先週の紅白戦に比べ、主力組の動きも良くなり、結果として流れの中から得点も生まれていたので、チームの流れとしては悪くない印象。
紅白戦終了後はいつものようにコートを狭めてシュート練習を行っていたようだが、こちらは見学していないので詳細は不明。


那須は紅白戦を回避し1,2本目ともに出場していない選手とボール回し

運動量豊富な山瀬2戦連発に期待したい幸宏
1ゴールを決めた坂田山瀬のゴールをアシストの小宮山
好調を維持している吉田惜しい場面で決めきれなかった陽介
ルーレットを見せたマイク右膝にテーピングが見られた松田
サイドハーフでプレーのマルケスウォーキングでリハビリ中のアーリア

2007年04月29日

2007/ 4/28 J1第8節 アルビレックス新潟 vs 横浜F・マリノス

アルビレックス新潟 0-6 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  30 栗原 勇蔵
  22 中澤 佑二
  13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行
  10 山瀬 功治
  35 河合 竜二
  32 山瀬 幸宏(76分 → 14 狩野 健太)
FW15 大島 秀夫(70分 → 20 ハーフナー マイク)
  11 坂田 大輔(76分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
MF28 天野 貴史
  16 吉村 光示
   6 上野 良治

心配された雨も午前中で止み、やや気温が低めの中での新潟戦。アップ中、吉田が左足ふくらはぎあたりをドクターとトレーナーに診てもらう場面があり、痛めてしまったかと思われたが、そのまま出場。

前半の立ち上がりはシュートを何本か打たれるなど、新潟がやや優勢の立ち上がり。それでも、次第に攻撃に転じたが、幸宏のスルーパスから抜け出した吉田がGKとの1対1でのシュート、コーナーキックがファーに流れたところをフリーとなった中澤のシュートはいずれもGKの好セーブに阻まれ、チャンスをものにできない。ただ、その後の新潟の攻撃は中盤でボールに常に2人がプレスをかけ速攻を許さず、サイドからのクロスには中澤、勇蔵を中心に弾き返し、10分以降はピンチがほとんどなかった。
そして37分、ペナルティエリア付近でボールを受けた幸宏のシュートが決まり先制。直後にはゴール前へのロングボールに対し、相手DFの手に不自然な形で2度ボールが触れたように見えたが、それがPKの判定となり、それを功治がきっちり決めて2-0。



序盤のチャンスをGKの好セーブという相手に流れをもっていかれかねない試合展開の中で2点を奪い、絶好の形で前半終了。

後半、前半の良い流れのまま立ち上がりから攻め、47分に後方からのロングボールを大島が競り、流れたところを吉田が拾い、DFに詰められながらしぶとく決めて3-0。

こうなると攻撃の勢いは増し、51分にゴール前でパスを受けた坂田が決めて4-0。直後に新潟のエジミウソンにゴール前の混戦からシュートを打たれたが、これは枠を逸れ、新潟は勢いを完全に失う。すると56分には右サイドでのボールキープの大外をセンターバックの勇蔵がオーバーラップしたところでボールを受け、ゴール前にグラウンダーのクロス。そこに走りこんだ坂田がうまく合わせて5-0。69分には中央でパスを受けた山瀬がミドルシュートを放ち、GKが弾いたところを大島が蹴り込み6-0。
ここで、大島の得点待ちだったかのようにマイク、76分には幸宏、坂田に代え狩野、陽介が投入される。陽介は得点こそなかったが隼磨のクロスに飛び込んだり、小宮山のクロスを頭で合わせるなど良い形も作り、終盤には狩野がエリア内で粘って突破をみせるなど、最後まで追加点を狙う姿勢を見せ続けた。
守っても終盤の新潟の攻撃を無失点で守りきり、2試合連続の完封。ビッグスワンでは2004年の3-1以来となる新潟の地で勝利を手にした。

アップ中に足を気にしていた吉田功治の頭を幸宏もポンポン
吉田のゴールで3-0坂田のゴールで4-0
2試合連続の2得点で5-0大島もゴールで6-0


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