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About 2007年06月

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2007年06月 アーカイブ

2007年06月10日

2007/ 6/ 9 J1第14節 横浜F・マリノス vs ジェフユナイテッド千葉

横浜F・マリノス 1-0 ジェフユナイテッド千葉
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 4 那須 大亮
 30 栗原 勇蔵
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行※72分に2枚目の警告で退場
 35 河合 竜二
 10 山瀬 功治
 32 山瀬 幸宏
FW15 大島 秀夫(80分 → 6 上野 良治)
 11 坂田 大輔(87分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK21 高桑 大二朗
DF 3 松田 直樹
 28 天野 貴史
MF19 乾 貴士
FW20 ハーフナー マイク


布陣は前節のダブルボランチから、ダイヤモンド型の中盤に戻し、出場停止明けの小宮山とともに、幸宏がスタメン復帰。右サイドバックには那須が入った。


前半、開始早々に相手のクリアミスを拾った吉田が右足で蹴り込み先制かと思われたが、これがオフサイド判定となり、吉田や山瀬が抗議したがノーゴールとなってしまう。
その後は右サイドが当たることもなく、シュートコースも消すことが出来ないままズルズルと下がり、ミドルシュートを打たれるなど守備面でもろさを見せたが、中央で中澤と勇蔵が体を張って相手攻撃を跳ね返す。
10分過ぎには大島がやや遠目から左足で、20分過ぎには小宮山が左サイドから切れ込んでの右足で放ったミドルシュートはいずれも枠を捕えることが出来ない。
40分には左からのFK、山瀬からのボールを大島が頭で合わせたがクロスバーに弾かれ、そこに走りこんだ勇蔵が頭で押し込むがバーの上に外れ、得点を奪えずに前半終了。


後半、立ち上がりすぐに幸宏がドリブル突破から左足でのシュートはゴール右に外れる。直後に千葉のカウンターから新居が抜け出したところに哲也が飛び出してセービング。その際、接触があり哲也が痛むが、幸い大事には至らずプレー続行。
5分過ぎには右サイドでボールを持った吉田のミドルシュートもクロスバーに弾かれ、坂田がトラップしてシュートを放ち、大島がコースを変えたがオフサイドとなる。その後も小宮山の突破からのクロスに坂田が頭で合わせたが、力なくゴール右に逸れる。
そして68分、再び左サイドを突破した小宮山のクロスがファーに流れたところに吉田が走りこみ、左足で決め先制。

しかし、間もない72分、相手を後ろから引っ掛けた吉田が2枚目の警告で退場処分となる。1人少なくなり、しばらくは吉田のいたスペースを坂田がカバーする形をとったが、80分に大島に代えて上野を中盤に入れ、坂田をFWの位置に戻す。そして、中盤は河合が底で、上野と幸宏も下がり目でスペースを埋めるような形となった。42分には疲れの見える坂田に代えて陽介を投入し、逃げ切りを図る。
だが、ロスタイムに入ったあたりで相手の左からのクロスを黒部に頭で押し込まれ同点かと思われたが、オフサイドの判定でノーゴール。そのまま1-0で試合終了。約1ヶ月ぶりの公式戦勝利。


右サイドについては、前節と同様の課題が浮き彫りとなった。だが、前節同様に試合中に特に修正することなく90分通しているため、指揮官は問題なしと判断しているのかもしれない。吉田は今日の退場で次節出場停止だが、今日の試合では吉田が豊富な運動量で右サイドの深い位置まで戻って守備でも貢献し、難を逃れていたシーンも多かっただけに、次節に大きな不安が残る。
また、1週間のインターバルがあるとはいえ、1人少ない状態で交代枠を1つ残していることに不満が残る。ロスタイムに入ってからの時間稼ぎ的な交代でも構わないので、したたかな戦いを望みたい。


最後に、際どい判定だったかもしれないが、昨年の日産スタジアムでの対戦でも終了間際にロングボールをマイクが落とし、ジローが決めて辛うじて追いついた試合、そして今日と試合後も執拗な抗議を続ける千葉の選手達はいかがなものか。

接触プレーで痛んだ哲也退場となり退く吉田
マン・オブ・ザ・マッチは哲也試合終了後も抗議を続ける千葉イレブン
2007年06月17日

2007/ 6/16 J1第15節 清水エスパルス vs 横浜F・マリノス

0616.jpg清水エスパルス 1-1 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 4 那須 大亮
 30 栗原 勇蔵※74分に2枚目の警告で退場
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信
MF14 狩野 健太(70分 → 7 田中 隼磨)
 35 河合 竜二
 10 山瀬 功治
 32 山瀬 幸宏(85分 → 26 田中 裕介)
FW27 斎藤 陽介(64分 → 20 ハーフナー マイク)
 11 坂田 大輔
SUB
GK21 高桑 大二朗
DF 3 松田 直樹
MF 6 上野 良治
MF19 乾 貴士

この日は吉田が出場停止で、その位置に狩野が入り、右サイドバックは那須。大島が腰痛で欠場のため、坂田と陽介の2トップでのスタートとなった。


前半、初めは主導権を握った。右サイドでボールを受けた那須が相手を1人かわして上げたクロスは力なくGKへのパスのようなボールとなってしまう。直後にはペナルティエリア付近から狩野がシュート、GKがファンブルしたボールに陽介が飛び込むが、GKが間一髪でセーブ。山瀬のミドルは枠を越える。小宮山が左サイドをドリブルで崩し、上げたクロスをファーで合わせた陽介が頭で叩きつけたが、大きくバウンドしたボールが枠を超えて序盤のチャンスをものにできない。
すると、流れは徐々に清水へ傾き、ゴール前でのセットプレーやコーナーキックを連続して与えてしまう。藤本のFKは枠を越え、コーナーキックから岡崎のヘディングはゴール左隅に直撃と失点こそ免れたがピンチの連続。
それでもピンチを切り抜けると再び流れを引き寄せ、FKから幸宏のボールが風に乗って伸び、誰も触らずにポスト直撃、山瀬のFKもGKが弾いてコーナーキックになるなど、こちらも数多くのセットプレーのチャンスがあったが、得点できずに前半終了。


後半、立ち上がりこそ互いにシュートの少ない互角の展開となったが、63分にコーナーキックから頭で決められ0-1。失点直後、陽介に代えてマイクを投入。しかし、その後も清水に押し込まれる展開が続く。失点と同じような形で頭であわされたが、これは哲也がセーブ。
そして70分、狩野に代えて隼磨を投入し、右サイドの活性化図ろうとしたが、74分に勇蔵がこの日2枚目の警告で退場となってしまう。そのため、那須がセンターバックに入り、隼磨が右サイドバックに下がった。この時、1人少ないため結局は攻め手を欠いて相手に逃げ切られるかもしれないが、右サイドバック起用で右サイドの攻撃が手薄になり、左右のバランスをも崩していた那須がセンターバックに回ったため、バランスが良くなりチャンスが来るかもしれないという微かな望みが現実となり、87分に右サイドの隼磨からのボールをマイクが頭で落とし、ゴール前でで混戦となったところでオウンゴールが生まれ1-1の同点となる。
その後、清水は負傷が完全に癒えていないチョを投入するなど、勝ち越しを狙って動いてきたが1-1で試合終了となった。

06161.jpg

まず、スタメン出場の陽介は記録上はシュート1本だが、こぼれ球に飛び込んだり、前半にもう1本シュートを放っており(浮き球をボレーシュートがミートしなかったため記録上はノーカウント?)、積極的なプレーで個人としてはまずまずの動きだった。だが、チーム全体を見た場合に、流れの悪い時間帯にこれまで大島の役割の1つであったポストプレーやボールキープをする選手がいなかったので、悪い流れをなかなか断ち切れなかった。

次に勇蔵の退場は、直前にも小宮山がファールを取られた後、ボールをピッチ外に大きく蹴り出した場面は本来であれば警告だが、主審の注意のみで命拾いをしていたこと、警告を出された後、守備位置に戻るような素振りを見せたが、レッドカードを出されて自分が2枚目の警告だったことに気づいたような感じだったので、もう少し冷静にプレーしてほしい。また、前回の吉田に続き、那須と並んだ守備位置の選手が、右サイドバックの守備範囲で同じようなファールで2枚目の警告を受けていることは偶然かもしれないが、那須の不安定なプレーが影響しているように思える。

また、試合を通じて右サイドからの攻撃が少なく、吉田に代わって入った狩野自身のプレースタイルや運動量の影響もあるが、やはりサイドバックの那須が押し上げたり、追い越す動きをしないと個人で打開するには限界がある。逆に、ナビスコカップのアウェイ柏戦、リーグ戦の千葉戦、今回の清水戦と前半の立ち上がりに那須が高い位置でプレーすると右サイドからの攻撃も機能している。
言い換えれば、時間の経過とともに尻つぼみの印象が強いので、貴重な交代枠を割いてまで本職がサイドのプレイヤーを投入するのであれば、右サイドバックにも1試合を通じて運動量を保ち、上下動を繰り返すことのできる本職の選手のスタメン起用が望ましい。

0616003.jpg0616004.jpg
同点のきっかけとなった隼磨からのボールシュートはなかった坂田
061602.jpg

2007年06月21日

2007/ 6/20 J1第16節 横浜F・マリノス vs ガンバ大阪

0620横浜F・マリノス 0-0 ガンバ大阪
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  3 松田 直樹
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信
MF 6 上野 良治
 35 河合 竜二
 10 山瀬 功治
 32 山瀬 幸宏(45分 → 20 ハーフナー マイク)
FW17 吉田 孝行
 11 坂田 大輔(78分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF 4 那須 大亮
 26 田中 裕介
MF14 狩野 健太
 19 乾 貴士

注目のディフェンスラインは松田がリーグ戦今季初先発。右サイドバックには隼磨が入った。中盤もダブルボランチに河合と上野、前目の位置に功治と幸宏、2トップが坂田と吉田という布陣。


前半、チームのファーストシュートは中澤。セットプレーのクリアボールを拾って上げたクロスが跳ね返されたところを中澤がミドルシュートを放ったがゴール左に逸れる。しかし、その後はG大阪ペースで試合が進む。ペナルティエリアから至近距離での相手フリーキックでは、遠藤のシュートは2本とも枠を越える。その後、播戸にうまく反転され、哲也と1対1の場面では、哲也がシュートをブロックし、決定的なピンチを防ぐ。終盤になって上野が左足で狙ったミドルシュートは右に逸れ、山瀬のフリーキックも壁に当たり、0-0で前半終了。

序盤は、前節は前線にボールは収まらなかった反省を踏まえてか、キープ力に長ける吉田の前線での起用が奏功してか、吉田にボールが収まる場面も見られたが、中盤の力量で上回る相手に徐々にペースを握られ、苦しい時間が長く続いた。攻撃的な位置で起用された幸宏も後手に回る場面が多く、幸宏、河合、上野の3ボランチのような陣形になってしまっていた。


後半、前半の問題点を修正すべく、システムはそのままで、幸宏に代えてマイクを投入し、吉田を中盤に下げた。
すると、後半は序盤からペースを握る。相手ディフェンスラインの裏でボールを受けたマイクが角度のないところから左足でシュート。GKが弾いたところを坂田が詰めるがDFに当たりコーナーキック。
10分過ぎにも左からのクロスからマイクが左足ボレーで狙うが枠を越えてしまう。直後には中央を突破した吉田が右足で狙うが、これもGKのセーブされコーナーキックとなる。小宮山が中に切れ込んでのシュートもDFに当たりコーナーキック。こうして得たコーナーキックのチャンスでは相手DFにことごとく跳ね返され、チャンスで決めることが出来ない。
残り10分あたりから、G大阪もゴールを奪うべく攻撃を仕掛けてきたが、シジクレイのシュートはゴール右に逸れ、二川のシュートもポスト直撃で失点を免れるなど、互いに得点できないままスコアレスドローとなった。


試合を通して、相手のロングボールへの対応の場面ではセンターバックの2人が的確な位置取りと強さで相手の攻撃を跳ね返していた。また、松田は正確なロングボールで起点となっていた。実戦感覚という点を差し引いても今日のプレーを見る限り、現時点でのセンターバックのファーストチョイスは今日の2人ではないか。
攻撃面では、後半になってシュートで終わるシーンが多くなり、得点まであと1歩のところまで来ていた。久々に先発出場の隼磨も前半に突破から相手DFへの警告を誘発したり、後半も運動量が落ちずに高い位置でボールを受けるなど、右サイドからの攻撃も機能した。次節以降、今日の後半のような戦いができれば結果に繋がるように感じた。

06200005.jpg松田
試合前の松田試合終了後の松田
062001.jpg 試合後の選手達(写真は全てクリックで拡大表示できます)
2007年06月24日

2007/ 6/24 J1第17節 大宮アルディージャ vs 横浜F・マリノス

0624.jpg大宮アルディージャ 0-0 横浜F・マリノス
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
  3 松田 直樹
 22 中澤 佑二
 13 小宮山 尊信
MF17 吉田 孝行
 35 河合 竜二
 10 山瀬 功治
 32 山瀬 幸宏(45分 → 4 那須 大亮)
FW20 ハーフナー マイク(45分 → 15 大島 秀夫)
 11 坂田 大輔(87分 → 27 斎藤 陽介)
SUB
GK31 飯倉 大樹
DF30 栗原 勇蔵
 26 田中 裕介
MF 6 上野 良治

062401.jpg

センターバックは前節に続き中澤と松田がコンビを組み、中盤はダイヤ型に戻した。2トップは坂田とマイク。ベンチには出場停止が解けた勇蔵、那須、裕介のディフェンシブな選手が多く、一方で前節から攻撃的な狩野、乾がメンバー外という多少不可解な構成となった。


前半、序盤に大きなピンチを迎える。相手右サイドのクロスからエニウトンが頭で合わせる。これを哲也が弾き、そこを詰めたシュートを哲也が再びブロック、こぼれ球から再度シュートを打たれるがここは中澤がブロックしてピンチを逃れる。これ以降、試合終了まで大きなピンチはなかった。
攻撃面では序盤こそボールが収まらず苦戦したが、徐々に形になり始める。14分には坂田がやや遠い位置から狙うが右に逸れる。36分には後方からのロングボールを胸トラップからうまく反転したマイクのシュートも右の逸れる。終了間際の山瀬のシュートも右に逸れ、0-0で前半終了。


後半、一気に2人の選手交代。前節同様に幸宏を前半で下げ那須を右サイドバックに配置し、隼磨を右サイドハーフに上げた。また、マイクに代え腰痛の癒えた大島を投入。試合後のコメントでは前半の内容にかなり不満のようだったが、前述の通り、前半は悪いなりに徐々に形にもなりかけていただけに、ハーフタイムのある程度は冷静な状態でアドバイスを与えたり、気持ちの問題であれば叱咤激励をし、後半に仕切り直し、それでも改善されないのであれば早い段階の選手交代など、違うやり方もあったように思える。
清水戦までは全く機能しない右サイドの構成を数試合も続けたこととの矛盾も感じた。


後半は立ち上がりに那須が右サイドからゴール前にクラウンダーのクロスを入れ、そこに坂田が走り込みがうまく合わず枠を逸れる。このプレーで相手GKが左肩を負傷し途中交代。
この後は互いに長い時間シュートに結びつかない展開が続く。特に大宮はコーナーキックの守備では前線に選手を残さず、ペナルティエリアに11人全員が戻って守備をするなど、カウンター攻撃までも封印して失点の回避を選択するなど、ゴール前を固め、攻撃は前線の4人という場面が多く、なかなか切り崩せない。10分過ぎには哲也が左太ももを痛めてしまう。幸いテーピングを施してプレーを続行。

それでも60分過ぎにクロスのクリアボールを拾った坂田がフリーでシュート。これはGKの好セーブでチャンスを逃す。その後もペナルティエリア付近から坂田が右足で狙うが枠を捉えられない。
一方の80分過ぎに小林慶がロングシュートを狙うが枠を超える。この場面でボールを見送った哲也が着地の際に同じ箇所に再び違和感を感じたようでベンチでは飯倉が出場の準備を始める。ここでもプレー続行となったが、結果的に選手交代に踏み切れず、87分になって陽介を投入するが、時間が短く見せ場は作れない。3度あったGKの治療で長く取られると思われたロスタイムも3分と短く、終了間際にコーナーキックから中澤が頭で合わせたが枠を超えてしまう。
その後のゴールキックではスコアレスの状態にも関わらず相手GKがゆっくりとボールをセットし、陽介が苛立ちを見せるなど、大宮が攻めの姿勢を見せないまま試合終了。


後半はお互いに勝ちに行く展開となればチャンスも多く生まれるのではないかという望みを持って迎えたが、大宮が負けないサッカーを選択したため、守備を固める相手を崩せず無得点に終った。この試合に限らず、引いた相手から得点を奪えないことが課題となっており、得点力不足にも不満は絶えないが、今日に限っては大宮のサッカーにも不満を覚えた。確かに今日の試合に敗れれば17位になる一方で、引き分け以上で降格圏を脱出という状況だったが、勝ちにいかずに引き分けという結果は大宮サポーターに失礼ではないか。

哲也は1度目の治療で施したテーピングをプレー途中に自ら取ったため、太ももの打撲かと思われたが、2度目は着地で違和感を覚えて足を引きずっていたため、状態次第では次節の出場に影響が残るかもしれない。

062402.jpgセットプレーの守備で11人全員がペナルティエリア内に戻った大宮

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負傷し治療を受ける哲也腰痛が癒え復帰した大島


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