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About 2007年10月

2007年10月にブログ「Estadio Tricolor - 横浜F・マリノス Fan' Site」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

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2007年10月 アーカイブ

2007年10月06日

2007/10/ 6 J1第28節 FC東京 vs 横浜F・マリノス

前節の敗戦にも言いたいことは多々あったが、次の試合を見てからにしようとスタジアムに向かった。

那須の右サイドバックでのスタメン起用には呆れたの一言。3月、6月、そして今回とチーム状況が悪くなると那須をサイドバックで起用するが、良いパフォーマンスを見せたことは皆無で、それを理解したうえでの起用であれば何とも言いようがないが、これまでのサイドバックとしてのパフォーマンスに満足しての起用であれば監督としての資質や今後も指揮し続けること自体に疑問符がつく。
その那須は今日も随所で不安定なプレーが見られた。具体的には前線に駆け上がりロングボールを頭で折り返すプレーが何度かあり一見良いプレーに見えるが、那須の上がった背後のスペースをジローがケアしなければならず、ジローがサイドバックのようなポジションをとる場面が何度も見られ、何のために那須を起用したのか分からない状態になってしまう。

ハーフタイムになると選手交代を意味するウォームアップを隼磨が始め、那須との交代を疑わなかったが、何と小宮山を下げて隼磨を右サイドバックに投入し、那須を左サイドバックに配置する。
そして後半開始間もない2分に幸宏が左足で決めて先制する。この得点を監督は「後半に選手を代えて、先制ゴールが生まれた。」としているが、ここまでの来ると自分の采配の正当化としか思えない。その後も、残り10分程で選手交代を立て続けに行うが、選手交代の遅さやこの日は3枚交代枠を使ったが、交代枠を残したまま試合を終えてしまうことは今に始まったことではない。

これまでの結果が出ていた期間はチャンスを与えられた選手が結果を残し、監督の思い描く理想の布陣とは異なる選手がピッチに立ってきたかもしれない。ただ、プロである以上、結果を残した選手が評価され、試合に出場するのが普通である。しかし、早野監督の場合、試合でのパフォーマンスが悪いと毎試合のようにハーフタイムに選手交代を行ったり、練習でも満足にプレーしていない那須をサイドバックやボランチでスタメン起用したり、競争原理がうまく機能していないように思える。

前節の試合終了後に監督は「この壁を打ち破らなければ本物に近づいていくことはできないだろう。 」とコメントしているが、その壁を打ち破ることの最大の障壁が過去の失敗や教訓を次の采配に生かせない監督自身であるような気がしてならない。

2007年10月10日

2007/10/10 ヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦 横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ

試合に関しては中2日で13日に第2戦がある。今は第2戦を勝つことだけを考えたいところだが、次の試合を勝つために早急に改善すべきことがある。

9月22日の浦和戦後の監督コメントで「両サイドをもっと上げたかった。とくに小宮山は経験不足でもあり、機能させられなかった。」と名指しで否定的な言葉を公の場で発したあたりから、監督の小宮山に対する評価が揺らいだのかもしれないが、結果的にリーグ戦3連敗となったFC東京戦の前半、相手のスピードのある突破が持ち味の選手に左サイドを崩されピンチを招いたこと、攻撃参加が効果的でなかったことなどが引き金となり、小宮山は前半で交代となってしまった。ただ、後半から入った那須も守備の改善を満足にもたらすこともできず、攻撃面は逆に減退した。
左サイドが機能しない理由が小宮山の経験不足であれば、今日の試合は小宮山を起用すべきであった。実際に今日の試合でも左サイドからの攻撃が機能せず、後半の途中に監督が那須に対して幸宏がボールを持ったら外を追い越す動きをしろというようなジェスチャーでサイドバックの基本動作を指示している時点でサイドが機能するはずがない。サイドバックが本職でない選手を起用する監督も問題だが、ここまでくると何試合もサイドバックとしてプレーしている那須自身も起用されたからにはもう少し適応してほしい。そして、何試合もプレーして適応できないのであればやはり起用すべきではない。

次に勝ち越しを許したPKの場面、ゴール裏中心部前段の応援をリードする集団は相手選手がペナルティスポットにボールをセットし、PKを蹴るという段階になっても、その前から続くコールを延々と続けた。こういった場面は初めてではないし、これまではPKを含む相手のセットプレーではGKに対してコールするのが通例だったはずで、実際にゴール裏後段やその両サイドは自然と「哲也」コールが発生した。
その集団は試合中も試合の流れとは無関係に同じコールを延々とし続け、周りのサポーターが疲れてくると拡声器を使って「サポート!サポート!」、「手拍子!手拍子!」と扇動するが、こういったメリハリのないコールを続けることがサポートと言えるだろうか?
良いプレーにはスタジアム全体で拍手で称えたり、悪い流れの場面ではテンポやリズムの異なるコールで流れを引き寄せるような本当の意味でのサポートでゴール裏が1つになれば扇動しなくても一体となった手拍子ができているはずである。
もし同じ横浜F・マリノスを応援する者同士が言い合いをしても良い影響はないので、他にも応援に疑問や違和感を感じるサポーターの方がいれば、コールに乗るのをやめて良いプレーに対する拍手だけにしたり、態度で示してもよいと思います。

2007年10月21日

2007/10/20 J1第29節 横浜F・マリノス vs 清水エスパルス

とにかく何一つ進歩がない。チームもゴール裏中心部前段のサポーター集団も。

監督の仕事はスタメン+ベンチ入りメンバー(選手交代も前もって決めているように思える)を決めて、コーチに交替選手を呼びに行かせ、交代用紙を書かせ、試合後にコメントするだけなのか?
チームがうまく機能していないのに選手に指示を与えることができないのであればベンチに座る意味がない。
各所で湧き上がっていた選手起用に対する不満や反発を感じてか、今日の試合は8月の好調時の布陣に戻したが、「望むような布陣にしてやったから後は勝手にプレーしろ」と言わんばかりにベンチを飛び出して指示することはなかった。
試合後のコメントで「サイドが上がるのはウチのサッカーの基本。ただ両方が上がってしまうのは、焦りがあったのかもしれない。 」と言うくらいなら試合中から修正すべきである。

両サイドが上がってしまったことは選手達も責任が問われるべきかもしれないが、両サイドの隼磨、小宮山は調子が今ひとつだったとはいえ、ここ数試合はスタメンを外されたり、スタメンで起用されてもハーフタームで交代させられたりと、今日の試合に限らずプレーに迷いや焦りを生じさせてしまうような状況を作ったのは監督の采配である。
これはプロ入り初スタメンを不慣れなFWで起用された乾、試合毎にポジションが異なり、挙句1試合の中でも左右の両サイドバックでプレーさせられる那須にも似たようなことが言えるかもしれない。

選手の持ち味を発揮させるどころか、選手の長所や輝きを消しかねない采配をし続ける監督の存在意義が全く見出せない。

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応援に関しては、接触プレーで傷んでいる選手を励ますコールもできなければ、失点後もその前からのコールを延々と続けるのはどう考えても「サポート」にはなっていない。今日の試合はさすがに自発的にコールをやめたサポーターの方もいたようで多少は安心した部分もあった反面、子供やスタジアム経験の浅いファンの方々は延々と続くコールがサポーターの総意と疑わず、手拍子を続けているのを見て申し訳なく思った。

2007年10月28日

2007/10/27 J1第30節 ヴァンフォーレ甲府 vs 横浜F・マリノス

失点シーンは多少寄せが甘かった印象があったが、相手FWにチェックをしていたのは山瀬だった。この日の布陣では前から3番目の選手。流れの中で一概には言えないかもしれないが、山瀬が前線に顔を出すことができないと攻撃に厚みや迫力が出ないので、山瀬に守備面での負担を負わせていまう状況の改善が望まれるところ。

後半、10~15分経過したあたりから試合は既にこう着状態。こうした状況、そしてマルケス、陽介といったサテライトリーグや練習試合で結果を残した攻撃的な選手をベンチ入りさせているのであれば積極的な選手交代で攻めの采配を期待したいところだったが、ベンチには動く気配が全くない。
そして残り15分で相手DFが退場となったところで攻撃の枚数を増やしたり、チーム全体で押し上げて攻撃をしかけるべきところであったにも関わらず、監督は腰を下ろしたまま。他方、これは主観がまじるが、交代選手を呼びにいく役割も担っている松永コーチは立ちたままもどかしさを感じているように見え、交代選手の準備をする篠田フィジカルコーチからも同じような雰囲気が読み取れた。

そして残り少なくなったところで水沼宏太を投入。これは彼が積極的にプレーしてくれたことで救われた面が大きいが、その前に打つべき手はあった。
これまでも試合の流れや状況に応じた采配ができない監督だということは分かっていたが、結果も伴わなくなった現状でシーズン終了後の退任という方針のフロントにも疑問がある。
強化方針の読み違いによる責任問題の回避、監督解任による内外へのイメージ悪化の回避などの理由があるかもしれないが、前者はチームの現状、順位を見るだけで十分に責任を負うべきであり、後者は現状のサッカーを続けることの方がイメージを悪化させてしまい、来季以降のスポンサー契約や入場者数に悪影響を及ぼしかねない。過去の例に照らし合わせてみると、いつでも責任を取る覚悟はあるという監督も自らの「辞任」では契約期間残り3ヶ月の報酬が受け取れなくなってしまう。しかし、クラブ側からの「解任」であれば残り報酬も保証される可能性が高い。監督に目の前の試合に対する執念が感じられないのに監督という立場に固執しているのは何故かといえば報酬ではないかと思えてしまう。そういった監督は報酬を保証した形で解任すべきである。

そして、今シーズンの残り試合は本当にチームを良くしたいというフロント、スタッフ、そして勝ちたいという強い気持ちをもってプレーできる選手だけで戦うべきである、
それはサポーターにもいえる。昨日の試合は1人少ない相手に15分もの時間があったにも関わらず、攻めあぐねて勝ちを逃した。確かに選手は頑張ったかもしれないが、1つ1つのプレーに対する気迫や必死さは相手選手の方が上回った。頑張ったなら勝てなくても良くて、選手を拍手で出迎えるのであろうか?そういった状況がシーズンを通して続いてJ2降格という事態になっても「頑張ったから仕方ない」となるのであろうか? 勝てない=ブーイングとまではいかないが、サポーターも1つ1つの試合に対してもう少し執念や厳しさを持ってもよいのではないかと思う。
選手も拍手されれば「そうだ、仕方ない」と思ってしまうかもしれないし、厳しい声やブーイングを浴びせさせれば悔しさや屈辱感がこみ上げてくるかもしれないし、それが転じて「次こそは勝ってやる」という気持ちになるかもしれない。


先制点までは良かった


リーグ戦初出場の水沼宏太


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