横浜F・マリノス 0-2 柏レイソル
【メンバー】
GK 1 榎本 哲也
DF 7 田中 隼磨
30 栗原 勇蔵
22 中澤 佑二
26 田中 裕介
MF17 吉田 孝行(45分 → 14 狩野 健太)
10 山瀬 功治
35 河合 竜二
32 山瀬 幸宏(68分 → 19 乾 貴士)
FW15 大島 秀夫(79分 → 20 ハーフナー マイク)
11 坂田 大輔
SUB
GK21 高桑 大二朗
MF16 吉村 光示
6 上野 良治
FW18 清水 範久
立ち上がりからコーナーキックではここ数試合で多く見られるファーの中澤が折り返す形でゴールを脅かすなど、攻め込んでいたが8分に柏のショートコーナーからポストに当たったシュートのこぼれ球を鈴木達也に決められ先制を許す。
失点後も序盤からの良い流れは続き、右サイドから吉田のクロスに二アに坂田が飛び込むがボールには触れず、田中裕介がペナルティエリアで1人かわしてからのシュートはサイドネットとあと1歩のところで得点が奪えない。特に田中裕介のシュートは以前の練習時にも同じような形でシュートを外し、中澤が「シュートは逆サイド狙おう」と声をかけていたことを思い出した。シュートを逆サイドを狙うということは、日本平での1失点目のようにGKに防がれてもゴール前に転がったり、今日の試合の後半に山瀬のシュートに大島が飛び込んだようにシュートミスしても味方が詰めることができる。実戦での失敗を糧に今後に期待したい。
そして、マリノスに関係する誰もが納得のいかないこの試合のターニングポイント。副審はオフサイドの
旗のあげ方でアピールし、当然オフサイドではないので主審は流した。相手DFがクリアミスをしたように見え、副審が旗をあげたので「クリアミスがオフサイドな訳ねーだろ!××!!」と私は頭の中で叫んでいた。ファールをアピールするのであれば旗をしっかりと横に振るべきで、このシーンに限れば主審よりも副審に問題があった。ただ、主審も問題のシーンよりも激しいボディコンタクトや後方からのタックルを流すなど判定に一貫性を欠いていたり、リスタートや壁の位置が厳密すぎて試合の流れを悪くしていたことも事実。
後半も前半同様に攻め込み、チャンスを作るが長らく言われ続けている課題であるクロスに精度を欠き、最後のところで合わないシーンが続いた。さらに3本の枠内シュートが味方に当たって相手ゴールキックになるなど、この試合の悪い流れやムードを象徴するようなシーンもあり、乾やマイクを投入しゴールを狙ったが、逆にロスタイムに追加点を奪われ敗戦。
それでも、流れもよくなり、相手陣内で試合が進む時間が増えていることは紛れもない事実。この後はアウェイ2連戦だが、次のホームゲームではトリコロールの選手が文句のつけようのないゴールでトリコロールのネットを揺らすことを期待したい。