今さらなのであまり言うこともないのですが、どうしようもない程に攻め込まれながら1-0で折り返した前半と、ここ何試合かの中では比較的多くの決定的とまではいかないものの、得点のにおいがするチャンスを作りながら0-1の後半でドロー。前半からすれば90分でよく1失点で済んだとも言えるし、その前半を運よく無失点で抑えたうえで、後半の攻防を見れば勝てた試合とも言えるし難しい。
さて、試合前にサポーターの1人がスタンドを周りながら、チームを勝たせるためにサポーターが一つになって応援したいので、2つでも、3つでもいいので、少しでも中央に集まってほしいと訴えていました。
前節のエコパでも入場ゲート付近で何人かが同じようなことを言っていました。
これは、エコパの試合を迎える時点で自分達が15位で、対戦相手が16位ということと、残り試合が10試合と少なくなってきたことで「勝ちたい」というよりも、「負けられない」という危機感を持ち始めたということだと思う。
しかし、中断明けのホーム神戸戦もそうだし、中断前のアウェイ大宮戦も順位が近い相手との直接対決だったにも関わらず、ゴール裏中心部のサポーターから「負けられない」という試合に対する緊張感や危機感は感じられなかったし、大宮戦に至っては何もできずに完封され敗れたにも関わらず、ゴール裏は選手を拍手で迎え、引き上げる選手をF・マリノスコールで見送った。
過ぎたことを今さらというのは自覚しています。ただ、今回言いたいことは、前節の結果、順位は13位に浮上したものの、得失点差で上回っているだけで、勝ち点は14位、15位と同じ31。一歩抜け出した訳ではなく、あくまでも並んだだけ。
コメントや中継のインタビューを見る限り、監督は選手が過度のプレッシャーを感じたり、必要以上に意識しすぎないように敢えて強がりともとれる発言をしているように感じるが、サポーターはまだまだ残留争い真っ只中であることを自覚し、ここ2試合と同じようにスタンスで試合に臨むべき。
サポーターが良い雰囲気を作り出せば選手たちにもプラスに作用するだろうし、逆にここでサポーターが浮ついた気持ちを持っていたり、油断や隙を見せると選手たちにも悪い影響を与えるはず。
どこかのサポーターグループに属していようが、個人や家族であろうが、スタジアムに足を運ぶマリノスファン、サポーターも、様々な事情でスタジアムに足を運べなくても、「マリノスが試合で勝つこと」を期待しているから、勝てば嬉しいし、負ければ悔しいのは共通なはず。
これから先、まだまだ厳しい試合が続くはずなので、可能な限り1試合でも多くスタジアムに足を運び、シーズン終了後に悔いの残らないように精一杯、自分のできることをしましょう。