前半、最初の決定機は坂田。中澤の縦へのくさびのボールとも取れるパスから抜け出し、GKもかわして左足で狙ったが、カバーに入ったDFに間一髪でクリアされる。
その後も山瀬の2本の惜しい左足ミドルなど、積極的に攻撃をしかけ、ゴール前に迫るものの得点は奪えず。
逆に、前半終了間際にディフェンスラインの裏に出されたボールを追った哲也とダヴィの接触プレーがPKの判定となるが、シュートはポストに助けられ前半終了。
後半、立ち上がりの6分、ゴール前のダヴィにボールが渡っってしまい、中澤が必死に足を伸ばしたが一歩及ばず、ブラインドになってしまった哲也もシュートに反応できずに先制されてしまう。
その後、前半同様にペナルティエリア付近までは崩すものの、相手ディフェンスも最後のところで必死に体を寄せるなど、なかなか良い体勢でシュートを打たせてもらえず、時間は進む。
ここで、チーム全体的に運動量が減っていたため小宮山に代えジロー、隼磨に代え幸宏を相次いで投入。
そして86分の右コーナーキック。山瀬からのボールをファーサイドに走りこんだ大島が頭で合わせて同点。直後の87分には相手キックオフ直後のボールをジローが奪い、そこからの攻撃で山瀬が持ち込んで放ったシュートを相手GKが弾いたところを大島が詰めて逆転。
終了間際には坂田が抜け出てフリーとなり、DF、GKをかわして確実に決めようとするが、カバーに入ったDFにブロックされ打ち切れず追加点は奪えなかったものの、逆転勝利。
前半からロペスを起点にボールが出るものの、周りの選手とあと一歩のところで呼吸が合わなかったり、中盤でキープしたところでプレスをかけられボールを失うシーンがあった。キャンプ中に離脱していた分、そういった連携面や体調面はもう少し時間が必要のように感じた。
また、暖房の効いた札幌ドームは応援する側ですら多少の暑さを感じるほど。チーム全体的に後方でのパス交換が多かったのには守備的な札幌の布陣に加え、予想外の暑さがあったのかもしれない。
歓喜の逆転 | ハイ"ジャンプ"タッチの松田 | |
試合終了後の選手達 | インタビュー後の大島 |