ロペスが欠場し、ジローがスタメン出場。ディフェンスラインは厳密な4バックというよりもこれまでのやり方に近かったものの、中盤はジローが様々な場面に顔を出してカバーすることで山瀬がより高い位置を取るような形になった。
前半、コーナーキックのチャンスで抜けてきたボールを中澤がフリーで頭で合せたがクロスバーに阻まれる。直後にも中央でボールを受けたジローがスピードで抜け出てシュートを放つが枠を逸れる。
そして、14分、松田からの浮き球のボールを受けたロニーがDFをブロックしながら反転してシュート。これが決まり先制。その後も何度かチャンスを迎えるが、山瀬の左足のシュートが再びクロスバーに阻まれ追加点を奪えずにいると、30分頃から相手ペースの時間帯もたびたび訪れたが、最後のところでブロック。終盤にかけて再びペースをつかみ小宮山のループなどチャンスもあったものの1-0で前半終了。
後半、前半の流れを保ったまま山瀬の個人技を軸に攻撃をしかけ、鋭い突破からミドルを狙うが枠を捉えられなかったが、相手に退場者を出した直後の71分、左サイドを突破した松田が粘ったボールを坂田が繋ぎ、山瀬が左足で豪快に蹴り込み追加点。
その後も何度かシュートチャンスを迎えるものの追加点は奪えなかったが、守備陣は1人少ない柏の攻撃を危なげなく跳ね返し試合終了。
試合自体は快勝であったものの、昨季はリーグ戦で2敗し苦手な相手である柏。そういった守備が固い相手を崩すために補強したであろうロペスを中2日の3連戦で長時間起用した後の1週間あいた試合で起用できなかったのが気がかり。拮抗した試合では難しいかもしれないが、FC東京戦のように早い時間帯で追加点を奪ったり、今日のように数的有利な状況では早めの選手交代を望みたい。
先制点のロニー | 粘りのプレーの松田 | |
追加点を決めた山瀬を祝福 | ||
試合後の選手達 | ||
NTT COMMUNICATIONS MOMのロニー | 日産スタジアムデーMOMの松田 |